監視員

保育に監視員は必要ありません。
保育士の基本フォームは後ろ手に組む姿はありません。これは偉い人が子どもを監視するときの態度です。保育士は保育中、手を後ろで組んではいけません。なぜなら、とっさのときに動けず、反応が遅れるからです。
子どもを見守る、遊びを見守る、ということと監視するということは全く違います。
保育士は監視員ではありません。
保育中は手を後ろで組んだりしません。
滝山ネイチャークラブのスタッフは、子どもと関わります。積極的に関わります。子どもと距離を縮めます。時に離れ、時に寄り添い、この距離感を最も大切にします。必要なときに近づき、適切に距離を取り見守り、子どもの力を信じて待つのです。
保育とは子どもの力を信じ、積極的に環境に働きかけ、待つ、ときに我慢、忍耐です。
なぜなら、それが、子どものためだからです。
大人の都合で、大人の自己満足で近づいたり離れたりしてはいけません。
それは正解のない問題です。だから、常にふり返ることが必要なんです。「果たしてどうだったかな?」「もっとこうした方が良かったかな?」そして、また、やってみる。これのくり返しです。
決してスマートに行くばかりではありません。むしろ泥臭く、子どもと一緒に戸惑い、悩み、苦しむ、そんなことの連続です。それは、「人生とはそんなもん」、だからです。
その彼らの人生に安心して表現できる存在の大人が、自分の側に寄り添ってくれたとしたら、彼らは幸せではないでしょうか。

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