滝山ネイチャークラブのスタッフは子どもを呼び捨てにしません。子どもを一人の人格者(子どもだからと扱うのではなく、対等に接するということです。)として接するということ、保護者からお預かりした大切なお子様に対する親御さんの愛が込められた名前だということ、そして、将来のリーダーであるということ。(私たちは彼らが将来、世界のリーダーになると本気で信じています。少なくとも20年後、社会的な立場は彼らの方が遙かに上です。)
条件を付けて交渉しません。「君が○○してくれたら、△△してあげる。」「良い子にしていたら、こうしてあげる。」所謂、条件付きの愛を否定します。子どもに対しては無条件に、無償の愛でなければいけません。「君が○○しないから、先生はしてあげない!」「良い子にしていなかったから、何々してあげない!」これはもはや脅迫です。
子どもに裏切られるかもしれない、また約束破るかもしれない、だとしても、我々は子どもが言ったことを信じます。それが、滝山ネイチャークラブの考える保育者像です。
滝山ネイチャークラブのスタッフは子どもを急かしません。急がせることが危険につながるということも理由の一つですが、滝山ネイチャークラブの考える保育者の援助について、
1.出来ることを奪わない。(子どもが出来るのに、こちらの都合でやってしまわないということ。だから、自分で出来ることは自分でやらせます。)
2.やろうとしているなら、待ってあげる。(これも同じく、時間がかかっても自分でやろうとする、ということが大事なのです。何より育てたいのは、意欲なのですから。)
3.出来ないことはやってあげる。(出来ないことを、「やりなさい!」というのは酷です。出来ないことはこちらで適切に援助・介助して助けます。)
4.やろうとしているのに、やり方が分からないなら、教えてあげる。(やり方が分からないのに、放っておくのはひどいです。やり方を分かりやすく、スモールステップで、まずはこれをやってみよう、という様に出来るように教えるというのが大切です。)
5.やろうとしていないなら、やろうとする意欲を引き出す。(これがもっとも難しい。しかし、我々は子ども理解のプロです。子どもの発達特性を十分に理解している保育の専門家です。彼らのやる気を引き出してこそ、専門性です。)
とあるように、我々は子どもの力を信じ、彼らの育ちを根気よく待ち、そのために、積極的に環境に働きかける、「子どもの力を信じ、待つ保育」の実践者です。子どもを急かしたところで育ちは変わらないどころか、大切にしたい、意欲、やる気は損なわれることの方が深刻です。
子育ては長期戦です。心はすぐには育ちません。根気よく、呑気に行きましょう。
そして、大人も元気がないと勤まりませんから、子育ての3K(根気・呑気・元気)で行きましょう。
コメント