滝山ネイチャークラブの働き方理念

企業理念、経営理念というものがあります。その企業で大事にしていること、経営上の基本的な考え方でありますが、滝山ネイチャークラブには保育理念というものもあります。森のようちえんを始めとした保育の基本的な考え方、大事にしている事柄です。

滝山ネイチャークラブは子どもの楽しさだけではなく、保護者の喜び、保育者のやりがいを大事にしています。保育者も労働者。働くということを切り離しては考えられません。

働き方理念

働き方理念という言葉を聞いたことがないのですが、企業において従業員の働き方について大事にしていることは何だろうと考えます。私は企業理念、経営理念、保育理念とは一緒に出来ない、分けて考えた方がいいと思います。発信する対象が違うからです。企業理念や保育理念は社員に対し、また外部に対する企業の宣言でもあります。対して働き方理念は企業が社員に向けて、どのような社員、働き方を求め、また大事にしているかということを明らかにする必要があります。

滝山ネイチャークラブの働き方理念

・健康で幸せな働き方
・成長と成功の働き方
・傍の者を楽にする働き方

 

健康で幸せな働き方

日本全国、不健康な働き方が蔓延しています。国も企業も個人も早急に手を打たないといけません。滝山ネイチャークラブは1日6時間勤務を掲げます。マネージャーからは「365日、24時間休みなしじゃん」と叱られそうですが、創業者というのはそういうものです。まあこの問題を解決しない限り、口だけ、絵に描いた餅と言われそうなのでせめて雇用スタッフにはこれを遵守したいと思います。誤解のないように、この6時間は労働時間から算出した時間ではなく、子どもの保育時間を現実的、発達的に考えたらこうなったという方が正しいのです。朝10時から午後2時30分までの保育時間です。世界の保育時間、幼児の発達を見ても概ねこのぐらいの時間になります。長時間保育をしなければいけない現状は制度・企業・個人の変革なしには変えられません。

日本全国の保育者・教育者が、今よりもう少し子どもの人数が少なかったらと考えています。1クラス当たりの子どもの人数が多すぎるのです。1クラス60人というところもあるようです。異常な状況です。経営の理屈ではなく、現場の保育者の意見も取り入れて欲しいと考えます。滝山ネイチャークラブは質の高い教育を宣言していますので、10人までの少人数制でどこよりも子ども一人ひとりを大事にした保育を追求しています。現場の保育者は楽をしたいわけではありません。いい保育をしたいのです。10人という採算度外視でどこの園長先生に聞いても経営上無理と断言される数字です。しかし我々は教育の質を追求し、それを望む保育者を仲間として迎え入れたいと考えています。質の高い保育とはそんなに簡単なものではないのです。高度な技術と高い志を持った職員集団で構成される園が滝山ネイチャークラブの森のようちえんなのです。

正直に言います。今は日本で最低の賃金です。これを業界一の報酬に上げます。そう言いながらおそらく数年経っても私の給料は据え置きでしょうが、雇用スタッフの報酬は業界一まで上げます。そう宣言します。なぜなら、日本一の質の高い幼児教育を実現させたいからです。日本一の会社が日本一の社会的報酬が出せないのは嘘です。これは従業員に対する宣言と社会に対する挑戦です。日本一質の高い幼児教育には日本一高い報酬を出せる社会的評価を求めていきます。

成長と成功の働き方

顧客の満足を掲げる会社は多い。園でも「子ども第一主義」とか「子どもの最善の利益」を謳う園はよくありますが、保育者の幸せを掲げる園は聞いた記憶がありません。なぜ従業員を大事にできないのか。滝山ネイチャークラブは、顧客の満足(子どもと保護者)と保育者の成長と幸せを追求します。そして、これが大事なのですが、利と理の統合経営を追求してまいります。

利と理の統合経営

『いいことやってんだけど貧乏だよね』それは本当にいいものなのでしょうか。

私たちは、『いいものは売れる』という信念で、サービスの向上に努めていきたいと思います。

☆いいものは売れる → 商品・サービスのクオリティアップ

☆判る人には売れる → 伝える・広める・深める

☆社会に必要なものは売らなければならない(広める・理解してもらう・購買という形で行動していただく)

傍の者を楽にする働き方

すべての人が人間関係で悩んでいます。

良好な人間関係を構築するために外的コントロールを用いない。

理念を基にした個人の幸せと会社の利益を一致させる。

経営者は人が育つ環境を用意し、同僚はお互いに切磋琢磨する関係であり、上司は常に適切に部下に働きかけ、有効な声掛けをして、傍の者を楽にする働き方を追求していきます。

経営戦略

森のようちえんは食べていけない。

それはこれを読んでいるあなたが証明してくれます。

実際に多くの人は森のようちえんを買わない。

幼稚園・保育園無償化となった今、高い保育料の森のようちえんは売れません。

しかし、滝山ネイチャークラブの森のようちえんには大事な我が子を預けてくださるたくさんの保護者がいます。

森のようちえんを買ってくださる保護者がいます。

だとしたら森のようちえんは経営戦略を練らなければならない。

誰に 何を どのように売るのか

森のようちえんを買っていただけることを期待し、理解して賛同していただける方に売り込み、どこにも負けない質の高い野外の幼児教育を売るのです。

どのように売るか、それが私のハート、相手を想う気持ち、愛にかかっています。

実は森のようちえんといっても千差万別。他の森のようちえんとの違い、独自性、優位性がないと生き残ることは難しい。

滝山ネイチャークラブには、安全で楽しい活動を実現するTechnology of Natural education Curve (TNC)= テクノロジー オブ ナチュラル エデュケーション カーブ、遊びの盛り上がり曲線に応じた働きかけの技術があります。

これを全世界に普及させ、子どもと保護者、保育者が笑顔で幸せと成長、成功の人生を歩んでいかないことには滝山ネイチャークラブの真の目的は達成できないのです。

どこよりも楽しく、どこよりも安全。

そしてどこよりも子どもの成長と保護者の喜びに貢献する滝山ネイチャークラブの森のようちえん。

そんな少人数で行う野外の幼児教育を全国に普及させていきます。

 

雇用スタッフが心配してこう言ってくれました。

「実際、儲かってないですよね。僕に給料出しても大丈夫なんですか。」

大丈夫。

「うちは業界でどこよりも質の高い教育をやってますよね。それを保護者や社会がちゃんと認めていただいてくださるからこんなに給料もらえるんですよね。もっともっと質の高い教育を目指していきます。」

と言ってもらえるような滝山ネイチャークラブを目指します。

今は小さな会社の1創業者でしかありませんが、私、志は大きいですよ。

どこよりも楽しい、どこよりも安全、どこよりも貢献する滝山ネイチャークラブでありたいと願い、行動してまいります。

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡 正昭

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