私が藤野に出かける理由

私は現在、自分が主宰する滝山ネイチャークラブの森のようちえんの他に、神奈川県藤野にある森のようちえんてってと、八王子の民間保育園で働いています。

理由はいくつかありますが、1つには「いい保育がしたい」からです。

保育という営みは生涯研究・実践してこそより良い保育に近づけることが出来ると思います。日々研究・実践なのです。

しかし、実践を積み重ねるにしたがって、凝り固まったり、偏ったりします。

保育は目の前の多様な子どもたちと絶えず変化し続けなければなりません。

なぜなら、子どもというのは変化する生き物だからです。

その子どもたちに対応していくにはこちらも常に変化し続けなければなりません。

その意味で、他の園の実践を見るというのは非常に効果的な研修となります。

しかし、現場の先生たちはなかなか忙しく、そこまで他園の視察見学に行くことが出来ません。

ましてや園を代表する園長先生や現場の責任者である人たちは現場から離れ、保育の実際を見て学ぶよりは、管理や保育のマネジメントに時間を費やすことが多いのではないでしょうか。

私は滝山ネイチャークラブの代表として、森のようちえんの現場の責任者として、常に進化し続けたいと願います。

そのために、私は藤野に出かけます。

もちろん、藤野の子どもたちのより良い成長に貢献したいという思いもあります。

保護者の方々の期待に応え、より質の高い保育の実践で保護者の皆様の喜びに共感したいという願いもあります。

それには私自身が常に変化・進化しつづけていかなければいけないと感じています。

園の代表同士が交流し、日々の保育実践を共有し、理念と感情でつながることはそう容易なことではありません。

おそらく日本でここだけの唯一の保育研修実践だと思っています。

もちろんどこでも良い訳ではないので、てっての代表、矢島はなこさんとの出会いには本当に感謝しています。

保育観や子ども観、実際の具体的な保育実践が似ていたり、共感出来ないとなかなか出来ることではありません。

全国に森のようちえんと名の付く園の実践であっても、「実際に交流したい!」「保育実践を通して学び合い、刺激し合い、高め合っていきたい!」そう思えるところはほんのわずかでしょう。

その中で、物理的にも八王子の隣、神奈川県相模原市の藤野との縁を感じ、より良い保育を実践していきたいと思います。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡 正昭

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