怪我に対する考え方

野外で活動していて子どもたちには、「体験」を通して学んで欲しいと思います。
当然、転んだり、ぶつけたりといったことはあるのですが、「怪我」が当然とは思っていません。
「怪我」はしない方がいいのです。
では、「怪我」をすることを恐れて、体験させないのかというとそうではありません。
やはり、「体験」なくして子どもたちの学びはありえないのです。
子どもたちには様々に試し、挑戦して欲しいと思います。
子どもたちは様々な情報を基に、自分で判断して体を動かしていくのですが、まだまだ体を上手に動かしていく力、体の動きを調整する力は未熟です。
その体をコントロールしていく力は体験を通して学習しないことには上達しないのです。
また、判断する力についてもまだまだ見通しを誤ることがあります。
判断力も、自分で判断する経験を積み重ねて身につけていく以外にないのです。
その学習の過程において、私たち大人は子どもたち一人ひとりの発達を見極め、必要に応じ時に禁止したり、制限したりしながら、安全に体験させていくことが専門性だと考えます。
そのうち上手に体をコントロールしていけるようになります。
判断力もどんどん精度が上がっていきます。
それまでは転んだり、洋服を汚したりすることが多いかもしれません。
でも体験を通して確実に身についていくように指導していきます。
遊びを通して、楽しく、自ら獲得していけるよう指導していきます。
どうぞ子どもたちの挑戦をあたたかく見守っていただき、森のようちえんに変わらぬご支援をよろしくお願いします。
平成29年4月16日、父母講座
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡正昭

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