大集団の教育の効果に疑問を呈する。
人と関わる、多様性から学ぶ、気づくということは大事だけれど、果たして大集団の中で生活するからといって多様な関わりが期待できるとは限らないのではないか。大集団の同一性集団の中では多様性は期待できない。大集団だからといっても、人と関わるプログラムを計画しない限り、偶然の産物に期待していたのではそれは教育的営みとは言えないのではないか。
一人ではだめだし、二人でも少ないのだけれど、少人数でも人と関わる教育プログラムを組み立てることで十分に人と関わる経験と多様な関わりの中から学ぶ体験は可能である。
むしろ教育とは丁寧に一人ひとりと向き合い、彼らの声に耳を傾け、対象に応じて働きかけていく営みこそ教育なのではないか。
私たちが少人数にこだわるのは、教育という営みを真摯に受け止め、質の高い教育を提供したいという我々教育する側の願いからである。
滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭
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