問題解決ABC

子どもが泣いてたら「どうしたの?」と聞いてください。
アメリカのプログラムで問題解決のABCというのがあって(プロジェクトアドベンチャー)A=ask、B=brainstorming、C=choice A=「どうしたの?」、B=みんなで考えよう、C=どうしたら一番いいか解決方法を選ぶというプロセスがあると言うのだ。
ここまで書いて『プロジェクトアドベンチャーの実践 対立がちからに』(みくに出版)を紐解いてよく読んでみたら、「もんだいかいけつABCD」で実はDがあって、DはDO、実行するというプロセスがあると書いてあった。
泣いていたら、「どうしたの?」と聞きましょう。
放ったらかしはいけません。そして泣いている理由を探りましょう。それは大変なことです。あの手この手で自分の全想像力を働かせ、泣いている理由に、泣かずにはおれない心持ちに共感し、寄り添うのです。
「この子、我が儘で泣いているんです。」
100歩譲って我が儘なら、それを解消するよう働きかけましょう。
「この子、悪いことしたから怒ったんです。」
子どもだから問題行動を起こすこともあります。怒ることも叱ることも責めません。むしろ、問題行動に対しては毅然とその行動を叱る必要があります。だとしたら、怒った後、叱った後のフォローを必ずしてください。怒り方、叱り方については別に。
泣いている子を放ったらかしにしてはいけません。必ず「どうしたの?」と泣いている理由を考えましょう。想像しましょう。言っておきますけど、そのときに「何で泣いているの!言いなさい!」みたいに警察の尋問みたいに聞くんじゃありませんよ。彼らの心持ちに寄り添うんです。聞けば良いというもんでもありません。彼らの気持ちに寄り添うということが大事なので、状況(彼らの心理状態)によってはただ黙って側に座ってやることも必要かもしれません。泣いている理由がもし分かったのなら、それを解消してあげられるように働きかけましょう。それが私たちの仕事です。
では、どう働きかけるのか、それについては次回に。
ご機嫌よう!

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