保育所保育の現実は厳しいものがあります。物理的な環境、職員の配置数、給与体系、果たして子どもとその未来を思うと、これでいいのかとも思ってしまいます。
国も園も期待できない、どうにもならないとあきらめてしまうのも一つですが、それが出来ない多くの保育者は現状の現場で必死にがんばっているんだと思うのです。
子どもが多くて大変、いろいろな子がいて大変、部屋が狭くて大変、お給料が低くて大変、と言いますが、僕はこう考えます。
子どもが多いから僕たちお給料もらえるんです。(見合っているかどうかは別で)
いろいろな子がいるから楽しいんです。みんな一緒だったら気持ち悪いよ。
部屋が狭いって言ったって、保育室、園舎なくてもやっているところ、あるしね。
お給料が低いと嘆くのなら、それに見合ったスキル、知識、経験を持ち合わせていて?
現状では制度や園舎、園の保育を変えるのは容易ではないでしょう。その枠組みの中で自分の保育を深め、高めていくことでしか自分たち保育者としてのやりがいを感じ、維持していくのは難しいのかもしれません。
ある意味で、保育所保育は現在(いま)を作る非常に重要な事業だと感じています。ただそれにはこの国はあまりにもお金をかけなさ過ぎです。待機児解消とは言いますが、すし詰め状態で朝早くから夜遅くまで(あきらかに週40時間を超えています。)保育所に通う子どもたちがいる国の未来は?つまりは目先のことだけで20年後、30年後の展望がない。
僕たちは未来を創る事業をしたい。子どもたちの未来を、日本の未来を。
それには保育者自身、高いスキルを身につけていく必要があり、多くの賛同者が必要です。
子どもにお金かけるなんてもったいない。安いお金で効率よく、保育の質は二の次。なんて時代にNO!を突きつけます。子どもの未来には投資が必要なんです。
滝山ネイチャークラブは
自然という資源を大切に、そして有効に保育に活かします。
遊びを子どもたちにとってもっとも重要な学びと捉え、遊びを大切にする保育者を養成し、そんな遊びの理解ある保育者が保育に当たります。
そして、三間(時間、空間、仲間)を大切にし、子どもたちがたっぷり遊ぶ体験、子どもたちが自分たちで問題を解決していく体験、子どもたちが自分自身と向き合う挑戦体験を設定していきます。子どもたちの「こうしたい」という気持ちや子どものたちの声に耳を傾け、しっかり子どもたちの話を聞いてあげられる保育者でありたいと考え、保育者自身も日々楽しく、向上心を持って、子どもたちと接していきたいです。
今はまだ弱小ですが、いずれは未来を創っていく事業であることを確信し、へこたれそうになったときは20年後、30年後の未来を想像し、その素晴らしい未来をお先に体験します。その未来の実現に向けて、身の丈に合った活動を展開していきます。
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