どこでも自然体験、森のようちえんは出来ると言っても、どこでもいいわけじゃない。
環境、とりわけ、自然環境と人的環境は大きい。
ここでは自然環境の選定について考えます。
まず一番に考えなくてはならないのが、「対象にマッチしていること」
「計画ありきではなく、目の前の子どもありき」
とは幼児教育でもよく言われる計画を立てる際の基本です。
目の前の子供を無視した計画は大人の独りよがりです。
もしかしたら百害あって一利なしと言えるかもしれません。
対象年齢と集団の規模、集団の構成員としての子どもたちの実態に合ったフィールドでないと危険です。
「安全」であることがすべての事業の基本です。
森のようちえんは対象年齢を概ね3歳から6歳までとしているところも多いでしょうから、その年齢の発達を理解しなくてはなりません。
「幼児の発達特性の理解」
幼児の身体的特性としての幼児の視野、肘内障のなりやすさ、膀胱の大きさによる排尿の間隔など
幼児の心理的特性としての自己中心性、競争性、収集・進化を好む、など
その他、幼児の行動特性や平均的な幼児の発達特性を理解した上でのフィールド選定が重要となってきます。