ちょっと分かり難いもしれませんが、サッカーで赤対緑の3対2の場面です。

ボールはⒷの選手が持っています。

右側から上がってくるⒸの選手がいます。

あなたは㋐です。

さあ、あなたはどう動きますか。

実はこれ、ソトアソビ実習での大人と子どもの動きの考え方を表したものなのです。

今自分が見ている子と他の子が気になる動きをしたとき、自分はどうしたらいいのか。

サッカーの場合と同様、基本の動きを捉えるということは大事ですが、相手(対象)をよく理解して、状況をよく見極めて、判断するということが必要になってきます。

そして何より、その時に、コーチや監督に指示を仰いでいる暇はないということなのです。

サッカーはその場その場で自分で判断することが求められます。

やってみて、その判断がどうだったか検証するしかないのです。

ソトアソビスクールもこうした判断の精度を高めていくのです。

それには練習しかありません。

それにはその通度振り返り、次への対応にフィードバックしていくしかありません。

それには失敗を恐れずトライすることです。

トライアンドエラー。

失敗はだめじゃない。

学習精度を高めていくための必要な情報なのです。

ソトアソビスクール

講師 堀岡正昭


「危ない、危ない」

子どもに言うその言葉は何のために言うのでしょうか。

危ないから?

「危ない!」ということでかえって危ないことはないですか?

「危ない、危ない」と言うことがその子どものためではなく、自己満足になっていませんか。

私たちは子どもたちの脳を育てたいと思っています。

考える脳です。

自ら判断する脳です。

その脳は学習を繰り返すことで判断の精度を高めます。

自ら考える体験を通して学習していきます。

脳は視覚情報をはじめとする体の様々な感覚器官からの情報を基に、その情報を処理して体に指令を送ります。

その考える体験をして判断している時に聞こえる、「危ない、危ない」という聴覚情報がもしも正しくないとしたら、どうなるでしょうか。

脳は、(感覚センサーからの情報だと「危なくない」はずなんだけど、「危ない、危ない」と言っている。どっちなんだ?)と戸惑います。

これでは正しく学習することが出来ません。

私たちは、脳が判断しているのを妨げないようにしなければなりません。

私たちがあまり「危ない」という言葉を使わないのはそういう理由からです。

もちろん、子どもが知らない情報は、脳が判断しようがないので、危険な動植物など知らせなくてはなりません。

子どもの身体特性、発達特性上、判断が追い付かない場合(子どもは視野が狭いこと、夢中になって遊ぶと危険に気がつきにくことなど)は、危険の接近を知らせなくてはいけません。

しかし、普段の遊びの中で様々な体験を通し、子どもが自ら考え、判断する機会を保証することで、子どもたちの危険回避能力、状況判断力を高めたいものです。

遊びとは本来、そうした営みなのです。

人に言われてやるのではなく、自分から行う。

嫌々ではなく、好きで、楽しんでやる。

楽しんでやるからもっとやりたくなる。

子ども自身が持っている成長欲求、もっと上手になりたい、もっと出来るようになりたい、を満たそうとすると、子ども自身が自ら考え、より良い決断をするようになる。

そうした脳と行動力を養っていきたいのです。

ソトアソビスクールがソトアソビ(「遊び」)を大事にするのはそうした理由からなのです。

ソトアソビスクール

堀岡正昭


リスクの語源はイタリア語の『リスカーレ』(困難に挑戦する)だそうです。

我々がイメージする「危険」とはちょっと違うのではないでしょうか。

危険を取り除くことではなく、あえてその危険に挑むというのはおもしろい発見です。

ソトアソビスクールが考えるリスクマネジメントというのは、

『ケガをさせたら困るからケガをさせないようにしよう』とか

『怒られないようにしよう』などと言うのでも

『事故を起こさないようにちゃんとやらねばならない』と言うのでもないのです。

私たちが考えるリスクマネジメントというのはリスカーレ(困難に挑戦する)、その困難というのは、理念の実現(平和な社会の創造)なのです。

子どもと関わるというのはそもそもリスク。

私たちはあえてその困難に挑戦しようとしています。

それは怒られるからとか、言われたからではなく、自らの内発的な動機付けによる挑戦です。

あなた自身の成長欲求に基づく行動がとても大事なのです。

義務感からではなく、「やりたい」という自身の欲求と社会的使命感からの行動がとても大事なのです。

もしも、「成長したい」「子どもと関わる技術を身につけたい」「なりたい自分になりたい」と思ったら、その目標を達成する技術をソトアソビスクールで身につけましょう。

共にその目的が達成されたときの喜びを味わいましょう。

『なりたい自分になろう』

ソトアソビスクール

堀岡正昭