4月24日、森のようちえん

1.自由に体を動かす

森のようちえんの子たちはとにかくよく走るし、歩くし、体を動かすことに積極的です。
この勾配も結構な斜度なんですけど、よく転ばないし、怪我しない。

子どもたち自身の意欲とそれに応じた発達、それを理解した個別の援助、彼らの力を信じ危険を見極める大人の指導力が必要なのだと思います。
リスクマネジメントとは危険を避けることだけではなく、語源のリスカーレ(勇気を持って試みる)ということが必要だと感じます。
怪我をするということに臆病になって経験させないということが子どもの成長にとって一番のリスクです。
私たちはこれからも勇気を持って挑戦し続け、安全と成長を追求していきたいと思います。

2.物を見る力を育てる

 子どもたちの「物を見る力」を養いたいのです。
対象は子どもたちにとって興味あるものでなければ、子どもたちは見てくれません。その上でしっかりよく観察して欲しいのです。

「もっと見たい!」と思ってくれたらしめたもの。
身近にハンディ図鑑を置いておけば自ら調べて「もっと知りたい」につながるはずです。
この子たちは身近な自然に関心を持ち、将来は自分たちの社会に主体的に関わる大人になるに違いありません。
それはこの自然と環境が大好きだからです。

3.関わる力

そうは言っても初めての経験は誰もが不安に思うもの。
でも、大丈夫。
最初は不安そうな顔をしていた新入の子も他の子と関わり遊びだす。
そう、子どもには力がある。人や自然に関わろうとする力を持っている。

私たちの援助技術とはそんな彼らをつなげ、遊びを通して関わりを広げること。
そんな彼らは将来世界中の人たちとつながり、関わり、平和な社会にしていこうとするでしょう。
私たちの役目はそんな彼らの笑顔を未来につなげることです。

4.自然・遊び・仲間

ますますこの自然のすばらしさに感動するものです。
木々は青々と、こげらが木をつつく音がこだまする。
虫とともに暮らし、葉っぱを踏みしめ、空の青さに感謝する。

人はこの空間で人になるのではないか。
子どもたちに教えているのではない。
子どもたちとこの自然から教わっているのだ。
子どもたちは神々のように喜々として駆ける。
彼らは自由だ。精神が自由だ。自由に体を動かし、自由に生きている。
人間の本質を我々に教えてくれているようでもある。
笑顔を未来につなげよう。
人はすばらしい。信頼するに足り得る。彼らと共に人と人、人と自然をつなげよう。

信頼して子どもたちを預けてくださる保護者の皆様と、地域の皆様、そして子どもたちを見守る自然に感謝して

滝山ネイチャークラブ 代表 堀岡正昭

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