教育の中身としての「体験の質」と「働きかけの質」

少人数なら何でもいいのかというとそうではなく、そこで行われる教育の中身が問題です。

私たちはその「体験の質」を高めていきます。

その体験の中心に「自然の中で行う教育」を持ってきています。

これについては言い訳は無用です。

誰もが「自然の中で子どもを育てることはいい」ということを知っています。

危ないなら危なくないように環境を再構築したり、プログラムを工夫したり、フィールド選定を対象に応じて変えるべきです。

では、少人数で自然の中で教育すれば何でもいいのかというと、それでも「NO」です。

自然の中に子どもを連れて行っても、そこで保育者が

「だめ、だめ」

「あれしなさい、これしなさい」

と禁止や指示、命令では期待する教育的な効果は低いというものです。

だから私たちは、「体験の質」と「働きかけの質」を併せて向上させることを目指すのです。

「構造の質」「体験の質」「働きかけの質」

私たちがやっている活動は、これらを少人数で自然の中で行う良質な幼児教育として実現しようという試みです。

決して教育のスタンダードにはなり得ないかもしれませんが、今の時代、子どもたちにぜひ経験させておかなければならない体験には違いありません。

ぜひ多くの皆様のご支援をお願いして、こうした思考と実践が少しでも広がることを期待しています。

滝山ネイチャークラブの森のようちえん

代表 堀岡 正昭


教育の質としての「構造の質」

日本中の幼稚園・保育園の先生たちが子どもを自然に連れ出して遊ばせればいいのにと思っても、そうはなかなかうまくいかない(「野外で行う少人数の幼児教育」http://taki-nature.com/column/?p=2276)と書きました。

安全管理上の問題とそれを行う側の技術と経験不足の問題があると述べました。

安全上の問題なら子どもの人数を減らせばいいけど、人数を減らせば経営上の問題が出てきます。

でも、それでもなんとかするのが経営者の手腕というもの。

質の高い教育をするんだ、とまずは決めて、その次に方法論を考えるのです。

「そんな少ないんじゃやっていけない」

方法ありき、結果ありきで考えてはいけない。

まずは目的を定めるのです。

「質の高い教育を目指すのだ」と。

ここで質の中身が問題になってきます。

日本中のすべての現場の保育者が「今よりもう少し子どもの人数が少なければ」と考えています。

私は、まず教育の構造を変え、少人数で行うことに決めたのです。

 

教育の質

滝山ネイチャークラブの森のようちえんでは、構造の質としての1体験当たりの子どもの人数を10人までに設定しています。

 

この教育の質としての「構造の質」を高めていかないことには日本全国の保育者の疲弊感は拭えないし、どんなに手当てや給料に反映させたとしても、職員のやりがい・働き甲斐にはつながらない。

滝山ネイチャークラブの森のようちえんでは、毎回の森のようちえんの参加者を10人までと限定して、質の高い教育を目指していますが、お泊りキャンプについては、定員6人に設定し、さらなる安全と教育の質的向上を目指していくことをご案内します。

※次回のお泊りキャンプから定員を6名に変更します。

 

滝山ネイチャークラブ、森のようちえん

代表 堀岡正昭


安心して集える成長・交流の場-サードプレイスの実現に向けて-

そもそも人間関係は安心できるところから始まる。

いつ「攻撃されるかも」と生命の不安があるところに良好な人間関係は期待できない。

そんなときは逃げた方がいい。

安心して信頼関係を築いてもらいたいから、私たちは子どもとの関係づくりを真っ先に考えるのです。

実はこれは職場においても同じで、良好な人間関係があってはじめて仕事の成果とか売り上げにつながっていくのです。

力で相手を押さえつけるパワーコントロールは留まることを知らないのです。

どんどんエスカレートする以外に相手をコントロールすることは出来ないのです。

悪い意味だけではなく、どんなに優しく伝えたとしても、外的コントロールによる支配は、本当の意味での内面の本質的な変化は期待できないのです。

森のようちえんの子どもたちはもちろん、ソトアソビスクールに集まってくる多くの若い人たちにとっても、同じです。

「あれして、これして」と指示を多くしないのはそうした意味もあるのです。

実は、こう言っている私自身(あんなこと言わなければよかったな)ということがあったはずです。

その人にとっての安心できる空間と関係を阻害したのです。

人間関係とはそういったことの連続なのかもしれません。

それでも愛する人たちと、滝山ネイチャークラブに集うすべての人の幸せを願い、自分自身の言動を振り返り、反省し、理念の実現に効果的な自分自身でありたいと強く願います。

一人ひとりの幸せの実現とみんなの幸福の実現が滝山ネイチャークラブの理念です。

その幸せの中身については議論と検証が必要なのですが、滝山ネイチャークラブ代表として、仲間や子どもたち、

保護者の皆様に感謝の気持ちを言葉で、行動で表していく義務を感じます。

みなが安心して、集い、成長し、交流していけるサードプレイスを目指して行動していきます。

 

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭