3つの変えること

 

「思考を変える」

「言葉を変える」

「環境を変える」

 

思考が変われば言葉が変わり、

言葉が変われば行動が変わる。

そうは言ってもなかなか変えられないのが考え方。

こんな実験があります。

仲がうまくいっていない夫婦に相手の会話に

「うん」「そうだね」「いいと思うよ」

という相槌を打つようにしたところ、関係が改善したというのです。

「えっ」「なんで」「だめだね」

というネガティブな言葉は関係を悪くします。

「大変」「面倒くさい」「むかつく」

そんな言葉が口癖になっていたとしたら、まずこの言葉を変えましょう。

脳は実は単純なところがあります。

自分の口から発した言葉を聞いて、そうだと勘違いするところがあるそうです。

「出来る」「大丈夫」「ついている」

思考を変えるのは難しくても、言葉で脳を変えましょう。

脳に「自分は出来る」「大丈夫」と思わせて、脳が勝手にそう思うように変えましょう。

自分の志向を変えるのは大変でも、脳を誤魔化すのは案外出来そうです。

そうは言っても、学校や職場、その人が所属するコミュニティから入ってくる言葉の影響も大きいので、環境を変えましょう。

批判されたり、責められたり、文句を言われたりする外的コントロールからは逃れ、ポジティブで建設的な雰囲気のコミュニティに身を置くことでその人の持つ、志向性が変わります。

自ら育つ環境にするために、周囲の言葉を変えましょう。

周囲の環境を変えましょう。

そうすることで、思考と行動を変えましょう。

「自ら育つ」、安心できる環境、「自ら育ちたい」と思える内発的動機付けの高い魅力的な環境、そのための行動が保障されている環境でない場合は、思考を変えないといけません。

思考を変えるのが大変なら、言葉を変えましょう。

環境(コミュニティ)そのものを変えましょう。

そうした上で、「自ら育つ」行動をしましょう。

では、その行動する目的とは?

 

 

 


自ら育つ環境とは?

「自ら、育つ」環境とは、

「自ら育ちたい」と思える環境です。

人間には元々成長欲求があります。

「もっと大きくなりたい」という成長欲求があり、その欲求を満たしてきた生物が進化して現在に至っています。

「自ら育ちたい」と思えるほど余裕がなかったり、安心できない環境では、「自ら育つ」ことが出来ないのです。

滝山ネイチャークラブのソトアソビスクールには、安心して参加することが出来、「自ら育ちたい」と願う若者が集います。

整理すると、「自ら、育つ」環境とは、

  1. 安心できる環境
  2. 「自ら育ちたい」と思える内発的動機付けの高い魅力的な環境
  3. そのための行動が保障されている環境

となります。

森のようちえんにおいても、子どもたちが「遊びたい」と思える魅力的な自然環境を用意して、そこでの遊びを保障しているのです。

もしも、「人は教えないとちゃんと出来ないし、やらない」と言う人がいたら、そこは「学び、成長したい」と思える魅力的な環境ではないということを証明していることになります。

ソトアソビスクールでは、「自ら育つ」環境を用意し、確実に「育つ」ように適切なサポートを心がけています。

つまりは、自分たちの行動が本当に「育つ」という目標達成のために効果的であったかどうかというフィードバックを行うのです。

そうしないと、行動が単なる「満足」に終わってしまう場合があるからです。

人が自分の行動を変容させ、良質な変化をもたらすには、外からの圧力ではなく、自らの内発的な動機付けに基づく行動でなければ、本質的な変化にはならないのです。

ソトアソビスクールで、「育てよう」として外的コントロールを用いないのはそうした理由です。

重要なことは、学習者自身が「自ら育つ」という強い意志、成長欲求があることです。

ここに来れば誰かが何とかしてくれる、などと思っていては、「育つ」ことは無理です。

「育つ」というのは主体的な営みであり、その行動の成果なのです。

誰かが何とかしてくれる、成長しないのは誰かのせいだ、などと人のせいにしたり、言い訳したりする人が成長しないのはこうした理由からです。

ソトアソビスクールには、高い思考力と主体的に行動する力を持った人たちが集いますから、必ず「育つ」のです。

では、そうでない場合、どうしたら「育つ」のか。

それには、3つの変えなければいけないことがあります。

ソトアソビスクール

堀岡正昭

 


人を「育てる」のか、人は自ら「育つ」のか

人は「育てる」のではなく、自ら「育つ」のではないか。

滝山ネイチャークラブのソトアソビスクールでは、人材育成、人材養成と言いながら、教え込むということをあまりしない。(「語る」ことは多いな。)

子どもを育てる人を育てないといけない、と思いながら、果たして育てているのかという疑問がわくが、最初の「自ら、育つ」のではないかと思うのだ。

では、放っておいて「育つ」かというとそんなことはない。

森のようちえんの子どもたちを振り返ってみると、教えるということはあまりしていないけれど、「自ら、育つ」環境を整えている。

「育つ」というのは、環境を因子とした自らの行動変容であるとするならば、外的コントロールによって行動を変容させられているというのは、実は「自ら育っている」とは言えないのではないか。

私たちは、本質的な良質な変化を期待し、そのために効果的な働きかけをして成長を促していくのである。

やはり、「育てる」のではなく、人は自ら「育つ」のだ。

では、その「自ら、育つ」環境とは。

滝山ネイチャークラブ

ソトアソビスクール

堀岡正昭