活動中のスマホ利用

滝山ネイチャークラブでは活動中、スタッフはスマホを利用することがあります。

主に気象情報を確認し、雷雨や雨雲を回避し、子どもたちの安全を守るためです。

必要に応じて雷レーダーなど紹介し、避難の理由を説明したり安全教育に役立てます。

アウトドアスクール(2023/8/26)
スマホを使った気象学習活動中、遠くで雷が聞こえました。どうやら近づいてくるようです。スマホの雨雲レーダー、雷レーダーで確認です。道志、丹沢辺りから発生した雨雲が高尾山をかすめるように接近しています。川に入っている子どもたちとスタッフに伝えて

スクール生においては、活動中のスマホ利用を禁止しています。

メールチェック、天気情報の確認、写真撮影も含めて禁止しています。

スマホチェックの禁止は、活動に集中して欲しいという理由からです。

写真撮影においてはスタッフも、個人のデバイスで写真を保管しないという理由からスマホでの写真はしないようにしています。

そしてここからは一歩進んだ高度な活用法として、図鑑として利用する場合があります。

学ぶ喜びを知る人たれ
山は魅力にあふれている。 「もっと見てみたい」 子どもたちの知的好奇心を満たす魅力的な素材でいっぱいだ。 ツールを使いこなすことで、子どもたちの欲求をさらに満たすことが出来る。 見つけたトンボを描いてみたくなる。 ...

子どもたちは自然の様々な事象や素材に触れ、好奇心あふれる態度で観察しようとします。

その彼ら彼女らの「もっと知りたい!」「もっと見たい!」「もっと学びたい!」といった知的探求心を逃さず捉えるということが学びにつながります。

そのためのツールとして、虫メガネを使ったり、ハンディ図鑑を用いたり、状況によってはスマホも活用します。

「情報活用」「探求心」
文部科学省が新しく5歳児向けの教育プログラムを作る方針です。プログラムでは、生活や学習の基盤となる「言葉」、「情報活用」、「探究心」に関する能力や態度の育成を目指します。 「情報活用」は遊びながらタブレット端末に触れるとあります。 ...

何でもかんでもタブレットを活用させればいいというものではありません。

情報端末を幼児教育に活用するにはぶれない教育理念と高度な専門性が必要なのです。

幼児の発達特性からは、スマホよりもハンディ図鑑の方がはるかに教育効果は高いことは明らかです。

その上で、私たちは子どもたちの学ぶ意欲を大事にし、ツールを使い分けて使用していきたいと思います。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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