外で食べるお弁当

滝山ネイチャークラブではお弁当の時間、おやつの時間を大事にしたいと考えています。

森のようちえんでのお弁当は単なる栄養摂取ではないので、みんなで食べるという「関わりの時間」でもあるのです。

だから、孤食ということはさせません。

みんなで一緒に食べる、みんなと一緒に食べるとおいしいね、楽しいね、といった時間にして欲しいのです。

その中には当然、私たち大人も入ります。

身近な大人と関わる時間でもあるのです。

大人もロールモデルとなり、食べ方や話す会話の内容など子どもたちにとって、「早く大人になりたいな」と思ってもらえるような自分たちでありたいと願います。

また、座って食べるとか、口にいっぱいつめ過ぎないなど、基本的なマナーやしつけも伝えます。

食事の時間とはそういう時間だと思います。

もちろん、口うるさい存在では子どもたちも嫌になってしまうので、「座って食べましょう」「そんなに口に入れすぎないよ」と伝えるだけです。

それ以上に、肯定的なメッセージを伝える方がはるかに重要だとも考えます。

小さい子たちにはお弁当の蓋を開ける、巾着の紐を結ぶというのは難しいこともあります。そんな時は様子を見守り、子どもたちが「やって」「手伝って」と言ったことを手伝うようにしています。

食べ方の指導や片付けの援助も大切な役割だと思います。

ゼリーのカップやサランラップなどお弁当箱の中に入れたらきちんと蓋をすること。

ちゃんとリュックにしまわないとアリが来たり、カラスが持っていっちゃったりするからね。

「ほりさんなんか、おやつ、カラスに突っつかれたんだよ」(実話)

そんな話をすると子どもたちは必死にしまいます。笑

そんなお話も楽しいお弁当には欠かせないもの。

そんな楽しい時間でありたいと思います。

外で食べるお弁当はおいしい。

みんなと一緒に食べるお弁当は楽しい。

そんな体験は一生記憶に残ると思います。

何より私たち大人にとっても大変健康でおいしくいただける食事に感謝です。

いつもありがとうございます。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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