変化に富んだ、子どもにとって魅力ある、安全なフィールドを選びたいと思います。
自由に身体を動かせる広い空間があること。
好きな虫がいたり、自然の素材が豊富にあること。
1日を通して安全な体験であること。
雨のにおいや木々に落ちる雨の音、フードやカッパの濡れた感じ。
幼児期にこそ、五感で感じさせましょう。
周りの大人に自然を楽しむ心があれば、子どもも雨を楽しみます。
実際、子どもたちの意欲や行動力は、雨なんかじゃ制限出来ません。
変化に富んだ斜面があれば登り出します。
それを見て、社会的な動機付けとなって小さい子もやりたくなるものです。
発達や個性に応じて働きかけていく必要はあるけれど、子どもたちの「やってみたい」という気持ちを尊重したいと思います。
登ったら降りる。
当然、滑る。
楽しい。
もっとやりたくなる。
自分の中で振り返り、工夫して遊ぶようになる。
この一連の流れが体験型学習です。
環境を用意するだけではなく、子どもたちが体験を通して振り返り、学びの体験としていくことが必要なのです。
学びの主体者はあくまでも子どもたち自身なのです。
直接体験を通して自らの感覚を刺激し、体験を通して学ぶことが子どもにとって必要なのです。
環境を設定し、体験を構成し、子どもたちの安全と学びを高めていくことが保育者の専門性です。
森のようちえんの活動を通して、子どもたちの育ちを保護者の皆さまと共に喜びたいと願います。
子どもの笑顔と保育者のやりがいを高める少人数の森のようちえんが広まることを期待します。
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡 正昭
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