森のようちえん(9月8日)

子どもの欲求を適切に満たす

こんなにも子どもたちを夢中にさせる教材が他にあるでしょうか。

よくある笑い話ですが、新人の先生が一生懸命「集まってー」と叫んでもちっとも集まってこない子たちが、ダンゴムシを持っていくとみんな集まってくる。

虫たちはそれだけ魅力ある存在だということです。

子どもたちは木の枝が好き。

滝山ネイチャークラブの森のようちえんでは子どもたちが木の枝を持っていても、一律に禁止することはありません。

子どもたちの長い棒を持ちたいという欲求を適切に満たしてあげたいと思うからです。

美しい花を見て愛でてみたいという気持ち、魅力ある虫を捕まえたいという気持ち、それと同じように木の枝をそれも出来るだけ長いのを持ちたいという気持ちを受け止め、その欲求を適切に満たしてあげたいのです。

扱い方を覚えればいいだけ。虫のつかみ方を覚えて強く握らないように指の使い方をコントロール出来るようになればいい。花や虫が悪いのではなく、練習が足りないだけ。

それと同じように木の枝を持って危なくないように周囲に気を付ければいい。

本当に危ないのは、何が危険か、どうしたら危なくなく使えるようになるか練習する機会もなく、大人になってしまうこと。

練習の機会、遊びを通した学びを大事にする限り、安全に遊ぶことが出来るようになります。

 

人間形成において大事なもの

食事は生活観が表れる場だからみんなでいっしょに食事します。

シートをくっつけて食べたり、顔が見えるようにして食べたり、みんなで一緒に食べるとおいしいねという感覚を覚えて欲しいのです。

教育の目的は人格の完成です。

その人格の形成において人に対する信頼感、仲間と過ごす喜び、自由で楽しい体験は欠かせないものだと信じます。

お弁当を食べた記憶があったかく、楽しかった、それだけでも十分大事なことだと思います。

人への信頼感を持ち、人生を楽しむ子どもたちは実に見事によく遊びます。

遊ぶ環境と自由で楽しい体験を用意し、それを支える保育者の役割を十分に果たすことで、安全で教育的な森のようちえんでありたいと思います。

 

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭

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