木の棒はなぜこれほどまでに子どもを惹きつけるのでしょう。
木の棒と言うのはそれだけで、素材であり、おもちゃであり、大切な宝物です。
教材の一つであり、幼稚園・保育園のブロックや絵本、折り紙と同じです。
自由に使えることに意義があるのです。
許可がないと使えないのでは自由な発想は望めません。
制限が多すぎると遊びが委縮してしまいます。
もちろん危ないこともあるのですが、何が危ないのか、なぜ危ないのか見極めて、子どもたちに注意します。
逆にそうでないときは禁止する必要がないのです。
むやみに制限しては子どもの権利を奪ってしまいます。
森のようちえんで注意しているのは、1.人に木の棒を向けない。2.振り回している人の側に寄らない。3.持って歩くときは木の棒を立てて持つ、ぐらいでしょうか。
危ない、危ないと言われることの多い木の棒ですが、おもしろい遊びに発展することも多いのです。
杉っぱでおそうじごっこが始まりました。
木の棒は自然の中の教材であり、子どもの遊びを豊かにしてくれる魅力ある宝物です。
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡 正昭