子ども自身が育とうとしていることを応援します。
観察する力を育てようとしているのだから、集中してよく見ていることを邪魔しないのです。
自然の不思議さに気づき、感動する心を育てようとしているのだから、共感的態度が必要なのです。
「もっとこうしたらいい」ではなく、子どもと同じ目線で、同じ物を見て、同じ感動を表現するのです。
自分たちで環境に働きかけ、自分たちの遊び場所を作る喜び、楽しむ心を育てたいから、大人も一緒に楽しむのです。
傍観的態度の大人が側にいたら心から楽しめない。
ここにいる大人は僕らの仲間。
その安心感が環境に働きかけていく力を育てます。
子どもたちが好きな「ナイショね」はちょっとワクワクさせ、「また来ようね」と次への見通しと活動のモチベーションにつながります。
まあ何より、こんな森のようちえんは子どもにとって「楽しい」のです。
楽しいということがどんなに教育的か。
幼児期の教育を丁寧に見ていくとそれが分かります。
この楽しさを多くの子どもたちに広めるためにも、多くの保育者にこの楽しさを理解し、実践してもらえたらと思います。
森のようちえんの教育の中身と質の向上を保護者の皆さん、全国の保育者の皆さんと共に考えていけたら、子どもを取り巻く環境はもっと豊かなものになるのではないかと考えます。
寒い毎日が続きますが、健康に気を付けて、楽しい日々でありたいと思います。
滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡 正昭