12月15日(土)

自らの意思で主体的に取り組む

道中は単なる移動ではなく、子どもにとっては重要な遊びです。

私たちが整列させて歩かせないのは、教育的な効果をねらうからです。

やらせたことは実はあまり効果がありません。

特に体験型の学習においては、自ら主体的に取り組み、自ら感じ、考え、獲得しないことには意味がないのです。

自由とは自分を縛り付ける恐れや否定からの解放であり、精神の自由です。

「僕には出来る」

自分を愛し、自分を肯定的に見ることが出来る子どもたちであって欲しいと思います。

 

集まる・話を聴く・話をする

幼児期は、整列させて集めることはあまり向いていません。

並ぶのは手段であって、目的は集まって話を聴いたり、話をするといった内容にあります。

滝山ネイチャークラブの森のようちえんでは、車座になって小さく集まったり、丸く輪になってみんなの顔が見えるようにして集まることが多いです。

そんな滝山ネイチャークラブの森のようちえんでも整列して集めることがあります。

それは、災害時、緊急時です。

災害時など防犯や安全上の理由で子どもたちを迅速に集めて、避難誘導させる技術と経験があります。

どうかそのような時が来ないことを祈りながら、個人の意識とチームの連携を高めていきたいと思います。

 

自由な遊びと温かい人間関係

そうは言っても普段は楽しい遊びが一番!

そこに安心出来る良好な人間関係が必要なことは大人も子どもも一緒です。

保育者の専門性とは、子どもと良好な人間関係を築く技術にあります。

子どもたちと遊び、子ども同士の関係性や遊びの状態を見守りながら、子どもたちのより良い育ちに貢献したいと思います。

 

自分に素直に、そして環境に働きかけていくことを習慣化させる

自分自身の感情を受け止め、受け入れてくれる環境の中で、子どもたちは安心して行動していきます。

誰かが楽しくしてくれるのではなく、自ら環境に働きかけていくことで楽しくなるのだということを体験を通して実感として感じ取って欲しいのです。

人生は常に自分が主体者。

楽しくなるのもそうじゃないのも実は自分自身の行動にかかっています。

それを習慣化させていくには、幼児期には遊びがもっとも効果的です。

 

子どもたちには幸せで成長の人生であって欲しいと思うのはすべての親のねがいではないでしょうか。

そのために私たちが出来ることは何か。

私たち自身も学びが必要ですが、その学びを子どもたちに還元し、子どもたちの幸せと成長を支援できる森のようちえんでありたいと思います。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭

 

関連記事