森のようちえん(8月24日)

興味ある物をよく見る習慣

興味ある物をよく観察する習慣を身に付けて欲しいと思います。

好奇心が育っていればよく見ようとするもの。

私たちは、その好奇心を大事にし、よく見えるように配慮します。

この時間を保障し、もっとよく見たいという欲求が適切に叶えられるように環境を整えます。

魚の観察にはこの観察ケースがいいです。

図鑑の魚はどれも横から見た姿。細長い観察ケースは魚の生態を観察するのに適しています。

 

内面の変化を期待する

大人はとかく知識を増やすとか、見た目の変化を期待しがちです。

私たちは内面の変化を大事にしたいと思います。

この時に、「この虫は何とかという虫だから」とか「ほら、よく見てこの特徴は」などと言わないようにしています。

彼が今、脳内で行っている自分自身との対話、「なんだろう」「すごいな」「不思議だな」などといった脳内対話が重要だと考えます。

私たちが考える体験型学習と言うのは、外部から課題をやらせて見た目の変化を望むのではなく、子どもたち自身が自らの内発的な動機付けに基づき、主体的に行動し、獲得していく主体的な学習です。

何か言いたくなるのをぐっと我慢し、この子が自ら感じ、獲得していく力があると信じ、内面から変化し、育つのを待つのです。

 

環境に働きかけていく力

子どもはすばらしい。

自ら育とうとする力がある。

彼らが自ら環境に働きかけ、獲得する力を育てます。

それは何かを教え込むというよりは、自然の中にいざない、安全を守り、彼ら自身が獲得するのをサポートするといった方が近いと思います。

そのような子は、楽しく、魅力的な勉強も、自らもっと学ぼうとするはずです。

知的な好奇心で自ら環境に働きかけ、自ら獲得する力を持った子たちです。

後は私たち大人が、子どもにとって魅力的な環境を用意し、「もっと学びたい!」という意欲をさらに高めて学ぶ喜びを大事にすることです。

 

この子たちなら将来自然を大事にする大人になる。

この自然の魅力とすばらしさを実際の体験を通して感覚で身に付けているから。

この子たちは勉強して社会に働きかけてより良い社会を実現していくであろう。

環境は自分の働きかけ次第で楽しくなるということを実感できるから。

 

森のようちえんの活動が学びにつながり、子どもたちの成長となりますよう精一杯サポートしてまいります。

9月1日からは山の活動に切り替える予定です。

どうぞよろしくお願いいたします。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭

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