走る、追いかける、逃げる。
子どもたちは走るのが大好き、身体を動かすのが大好き、そして人と関わることを求めています。
そんな子どもたちの欲求を満たそうと思ったら、広いところで自由に一緒に遊ぶということが大事だということが分かります。
「おうち作ろうよ」
右から左に動かして、左から右に動かして、その行為自体に意味があるのです。
子どもの遊びは大人から見たら一見無駄で非合理的な行為のように映るかもしれません。
それでも子どもたちが「自分たちで遊ぶ」行為は主体的に環境に働きかけていく力となります。
仲間と協同で遊ぶということは、自分の思いを伝えたり、相手の思いに気づいたりといった人と関わる練習になります。
人と関わるということは、人が人と関わっていく中でしか獲得できないのではないかと思います。
人と人が関わるということは良いことだけではなく、対立や喧嘩、トラブルもあります。
これらを避けたり、大人が介入しすぎて解決してしまってはせっかくの学習の機会を奪ってしまうことになります。
相手を傷つけたり、傷つけられたりすることなく、子どもたちが関わりの中から学ぶ体験として学習して欲しいと思います。
関りが深まってきたということは子どもたちの心が成長してきた証拠です。
子どもたちが大きくなるための大切な学習として、自然の中で遊びを通して、人と関わる力を高めていくよう働きかけてまいります。
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡 正昭
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