森のようちえん(10月27日)

安心出来る場

どんなに素晴らしい自然環境を用意して、どんなに優れたプログラムを提供しても、子どもたちが安心して過ごせないといけません。

それには、人的環境による安心出来る場の形成が不可欠です。

私たちは、子どもと信頼関係を築くことに重点を置きます。

子どもたちと関わるということは、深い子ども理解に基づいた高度な専門性を必要とするのです。

他者と関わる

自然の中での遊びを通して、お友だちと関わる体験をして欲しいと思います。

他人を恐れず、人に対する信頼感をベースに、人と関わるということを習慣化するまで身に付けて欲しいと思います。

子どもたちが良好な関係を築き、「人が好き!」と思えるようになるには、時にファシリテーターの役割が必要です。

監視者や監督、裁判官の役割ではなく、人と人をつなぐ、ファシリテーターの役割が私たちの大きな役割の一つです。

 

みんなで関わる

最近になって、「みんなで相談する」、「みんなで作る」、「みんなで取り組む」機会が増えてきました。

一人ひとりの内面が成長し、仲間を意識し、みんなで関わる心地良さが感じられるようになってきたということではないでしょうか。

みんなと遊ぶということは美談ばかりではありません。

時にもめたり、対立したりといった経験も必要です。

それらを避けたり、見ない振りをするのではなく、子どもたちの育ちに効果的な経験となるよう、「対立を力に変える」経験にして欲しいと切に願うのです。

その意味で、実に子どもたちはよく育っています。

ちゃんと子ども時代に必要な経験をしています。

つまづいたり転んだりして大きくなるように、経験から学んで大きくなって欲しいのです。

人と関わる、みんなと関わる、という経験から、人が人として成長していくのに必要なことを学んでいって欲しいのです。

 

子どもたちの育ちに寄り添い、より良い学びとなるよう、私たちも精一杯尽くします。

遊びの主体は子どもたち。

目立たないかもしれないけれど、子どもの発達と一人ひとりの個性を理解して、様々に働きかけていきます。

それが私たちのやりがいであり、喜びでもあります。

子どもたちの育ちを心から応援しています。

いつも滝山ネイチャークラブの活動に深いご理解をいただき、心から感謝致します。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡正昭

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