指導者のためのリスクマネジメントセミナー

1月23,24日、東京都キャンプ協会主催の「指導者のためのリスクマネジメントセミナー」に参加してきました。2日間のセミナーの中では危険な動植物についての講演や早川総合法律事務所の早川弁護士、(有)オフィステラ損害保険代理店町頭隆児氏、国際自然大学校代表佐藤初雄氏の分科会「事故事例から見る保険の役割と法律に関する問題」に参加しました。参加する度に思うことですが、本当に中身の濃いそして身の引き締まる内容にみな「自分たちの団体から事故を出さない。」「安全なキャンプ」を肝に銘じたことでしょう。
2日目は(財)アウトワード・バウンド協会長野校校長濱谷弘志氏の「Wilderness Advanced First Aid アメリカで開発された野外環境下を想定した体系的な野外救急法の実技体験」に参加しました。ほとんどの参加者がMFAや日赤、消防庁の救急講習を受講しているだけに内容は実技体験とアメリカで開発された野外救急法に絞られました。都市部の救急法と大きく異なるわけではありませんが、すぐに救急車が到着しない野外においてはその優先順位等考え方を変える必要があります。救急法についてはこれで良しということはありません。何度も繰り返しシミュレートして体で覚え、あらゆるパターンを想定したイメージトレーニングが欠かせません。何より我々の活動場所である野外においてはとっさの判断、決断力、そして行動が目の前の参加者の命を左右することもあります。
滝山ネイチャークラブでは指導者のスキルアップと安全なキャンプを目指して定期的にこうした研修を受けています。

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