子どもを見るということ

子どもの安全を守るために、「子どもを見る」とは?

誰でも出来る見守り方があります。

一番は、保育中にスマホを操作しないということです。

ながら運転は禁止です。

全国の幼稚園・保育園でながら保育をなくすことで、子どもの見失い、迷子を防ぐことにつながります。

もちろん、パソコンの操作、連絡帳の記載など、ながらで保育できるほど保育という業務は簡単ではありません。

私たちは保育中、子どもの安全を守ること、子どもの遊びを観察すること、子どもの育ちを見守ることに徹します。

ルックアップ・ルックアラウンド

保育士には必要な動作があります。

保育中に周囲を見渡す力です。

周囲を見渡すことで全体を把握し、他の職員とのコミュニケーションを図る力です。

能力の高い保育士さんは状況判断が得意です。

今もっとも優先すべき場所はどこか見極める力が長けています。

そして何より、保育士さん同士、アイコンタクト、ジェスチャーを使って、連携する力がものすごく優れています。

常に顔を上げて、周囲の状況を把握しようとしているので、子どもを見失うことがありません。

子どもの咄嗟の行動に対応できるよう常に動いています。

子どもに背中をみせず、にっこり笑って肯定的な雰囲気を形成しています。

そして何より人間力、コミュニケーション能力が高い保育士さんは、「この子お願いね」と他の職員さんに声を掛け合うことが非常にうまいです。

ネットワーク型組織

コンピューターの話ではありません。

保育者はインターネットの世界のように、ネットワークを組んで情報を共有し、それぞれの情報の過不足をお互いに補完し合う組織でありたいと思います。

もちろん個々の能力が高いことに越したことはないのですが、個人で安全を守るには限界があります。

全体で子どもたちの安全を守る意識と構造が必要だと思います。

私たちはスタッフ全員で子どもを見守ります。

情報を共有し、大きなネットワークを構築します。

その大きなネットワークの中には、保護者の方々や地域の人々、行政や連携団体も含まれてきます。

・個々の意識を高め、保育中にはスマホを操作しない、ながらで保育しないこと。

・必要な動作を習得し、個人のスキルを高めていくこと。

・仲間と一体になって子どもの安全を守る体制を作ること。

こうしたことを心掛け、子どもを見失わない、安全で質の高い保育を目指していきたいと思います。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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