子どもの権利と自由

 

滝山ネイチャークラブの森のようちえんを実際に体験すると、

「自由ですね。」

と言われることがあります。

滝山ネイチャークラブが考える自由とは、身勝手や野放しではなく、精神の自律と自分自身を縛り付けるあらゆる否定からの自由だということです。

それは社会と無縁ではなく、社会の構成員として子どもであっても人格を尊重し、ルールやマナーを伝えます。

公共の福祉、みんなの利益と無関係ではいられないということです。

私たちは、子どもの行動を規制したり、禁止する場合にはその意味と必然性を考えます。

子どもだからといって不当に行動を制限したり、権利を侵害してはいないだろうか。

そのルールは果たしてみんなが必要としているものだろうか。

古い慣習に従うだけで意味のないルールに自分たちが縛られてはいないだろうか。

その上で安全上、みんなが楽しく遊ぶためのルールを年齢、発達に応じて分かりやすく伝えます。

そうすると実際には子どもに怒ったり、規制・禁止する事柄が、実はあまりないことに気が付きます。

子ども一人一人を大事にしようとすると見かけ上、とても自由に見えるのはこうした理由からです。

子どもの権利を尊重し、一人一人を大事にする教育・保育をしようと思ったら、少人数で自由な遊びを通した体験型学習になります。

大人数で大規模集団の教育・保育から少人数・小規模の構造改革を提案します。

画一的な一斉指導から個別化の指導に対応する柔軟なプログラム運用が求められます。

遊びを通した総合的な指導はそれを可能にします。

大人も子どもも自分自身を縛り付ける否定とあきらめから脱し、自由である教育・保育が普及することを願っています。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭

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