今回は、先日中学生スタッフとして参加させていただいた美維が御送りします。
9月23日木曜日、マス釣りはあいにく朝からの雨。気温も低く、夏も終わったのだと感じずにはおれませんでした。
そんな天候の中、カッパや傘を身につけたみんなは用意万端で来てくれましたね。急な欠席者も出る事なく出発。
バスの中では始めに自己紹介をしました。スタッフが名前を呼ぶと、なぜか二人の「ハイッ!」という声が。可愛いなぁと思います。
途中から中学生スタッフがもう一人登場。ちなみに彼女と私、幼稚園と小学校が同じなんですよ。
バスの車窓から見える景色はだんだん緑が多くなりました。ドラえもんの替え歌に夢中だった子達、ちゃんと外の景色、見ていたかな?
マス釣り場はもうすっかり山の中。360度山がそびえ、迫って来るよう。
まず始めの活動は、チーム分け。3チーム作り、ひとつのチームには未成年スタッフとスタッフ一人ずつ。チーム名も一緒に考えましたね。
最初に決まったのは、チーム「キレンジャー」。これは、カッパの色がみんな黄色だったからです。兄弟みたいでしたよ。2つ目は、チーム「ソーダ」。これはみんなのカッパが水色や透明だったから。そして私のチームは、カッパが紫やピンクだったために、チーム「ぶどう」に決定。最初は「なす」にするか、となっていたのですが、可愛いぶどうになりました!
一匹釣ったら次の人に交代・・・一人三匹まで、という条件でスタートしました。みんなは上手にパッパッとつります。えさをつけた針を投げ込むと、次の瞬間にはもう魚が釣り上げられている状態です。私も太ったマスを釣れましたっ!
が、しかしっ!チーム「ぶどう」に危機がおとずれます。隊長のしずか先生が、全く釣れないのです。みんなが応援するにもかかわらず、えさだけが減っていく・・・。分析によると、引き上げるタイミングの問題ではなく、引き上げる力の問題だそうです。子どもは弱い力でヒョイッと釣れますが、大人は力が強すぎるだとか。
そんなこんなありましたが、目の前で釣った魚がさばかれ、焼かれると、みんなワクワクして来ました。炭の日は、冷えた体を温めてくれましたね。
屋根の下でお弁当を食べていると、焼きたてのマスが運ばれて来ました。串刺しだったので、食べ方に困った子もいるのでは?
まだはやかったのですが、雨もやみそうになく、冷えて来たので、バスに乗って「檜原村資料館」へGO。上映もして下さるという事で、のんびりさせていただきました。
檜原村には現在、小、中学校がひとつずつしかありません。通学距離20キロの人もいるそうです。もし自分がそこで生活していたら、と思うと、感慨深いものがありました。
それでもまだ時間は残っていました。みんながとっても上手にマスを釣ったからです。スタッフの考えで、足湯で温まる事に。大声で歌を歌っている子どもより、スタッフの方が冷えていたのかもしれません(笑
そこのお湯はなめらかで透き通り、輝いていました。水かけっこをして怒られた子もいましたが、とっても幸せなひとときだったと思います。
中野市民センターでの最後の会。みんな疲れていたと思うのに、静かに聞いてくれました。
クーラーボックスからお土産のマスを取り出すと、みんなの目がキラキラッ!なんだか私も小学校低学年になったように感じました。
雨がすっかりやむ事はありませんでしたが、それでも不自由なく活動できました。喜びや楽しさは、天候なんて関係なくおとずれてくれるのでしょう。私にとっても思い出深い日になりました。ありがとう。
これからも、よろしくお願いします^^ 記)中学生スタッフ 美維
コメント