対象をよく観察する。
何事につけ、自分たちの対象となるものをよく観察することだと思います。
お医者さんであれば、患者さんや患部、病気の原因となるウイルスや細菌をよく調べたり、観察することでしょう。
車の整備士さんであれば、車そのものをよく調べたり、実際に乗ってみたりするのではないでしょうか。
子どもと関わることも然り。
対象となる子どもたちをよく観察することです。
「ちゃんと見ています」
多くの人がそう言いますが、子どものどこを、何を見たらいいのでしょう。
ここでは大きく3つの視点で考えます。
1.心、特に欲求が充足されているか、子ども自身、満足しているかどうか。
2.体、疲れたり、具合が悪くなってはいないか。
3.発達。子どもには子どもの発達特性というものがあります。その発達を知らなくてはいけません。
子どもたちの欲求充足、満足度を観察し、思いっきり満足できるまで遊びきります。
疲労は、事故や不満の元となります。適時、水分補給や休息を入れさせ、子どもたちが健やかに遊べるよう配慮します。
発達を理解し、対応できる経験値があることで、無理のない自然な対応が可能となります。
心という見えないものを見ようとし、健康と安全に配慮することで、具体的な対応やスキル、ノウハウが活きてきます。
その基本となるのが、対象をよく観察することです。
この、対象に応じた働きかけを広げ、大人も楽な、子どもにとって学習効果の高い体験にしていきたいと思います。