学校は行かなくてもいい?

子どもは学校には行った方が良いと思う。

そこには、友だちがいるから。

あんなの友だちじゃない、と言っても、同年齢の子どもがいる。

もちろん、いじめや居辛さを感じたら、逃げた方がいい、離れた方がいいと言うのは間違いないけど、そうじゃない、入学する前から小学校を否定するもんじゃないと思う。

もちろん、子ども自身、大きな集団、初めての場所に行くと言うのは大変なことだ。

それでも、背中をそっと押したり、励ましたり、一緒に通学路を歩いて練習したり、不安を取り除くことはしてやっても良いと思う。

それよりも気になるのは、親が最初から、「学校なんて行かなくてもいい」ということだ。

なんで行かなくてもいいの?

学校というもの、先生たち、集団、授業、何か嫌な思い出でもあるのかもしれないけど、だからといって、子どもの学校に行く権利を始めからなくすようなことは言わなくてもいいと思う。

そりゃ、ひどい先生もいるし、なんだかなあという学校の制度もあるし、学校の授業が最高かよと言われれば、ん?ってなることもあるかもしれない。

だからと言って、学校に行かなくてもいいということにはならない。

子どもは友だちを求めている。

人と関わることを求めているんだ。

それを奪うようなことをしちゃいけない。

公立、私立、問わず、「ふざけんなよ!」ということもあるかもしれない。

でも、その度に、子どもと一緒に向き合って、悩んで、泣いて、親子で乗り越えていけばいいじゃない。

その中で、「こんなところ、辞めた方がいいな。」「転校した方がいい。」「無理して学校に行かなくてもいい。」と思うようなことはあるかもしれない。

その時に、何がなんでも学校に行った方がいいと言っているわけじゃない。

入学する前から、子ども自身が望む、友だちと一緒に遊びたい、勉強したい、学校に行きたいという選択肢を親が無くす必要はないんじゃないかと思う。

個人的には、子どもは地域で育った方が良いと思うから、地元の公立小学校に入学すればいいと思うけど、そもそも、私立に通う選択肢、物理的な環境がなかったということもあるけど、地元の友だちと過ごしたらいいと思う。

自分の子どもが学校に行くということと、自分の教育理念は別だということ。

自分の教育理念で子どもを振り回し、学校に行く権利、友だちと遊ぶ権利、一緒に勉強する権利を奪ってはいけないのではないかということ。

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