保育者の援助

車の作業もどうなんだろう。子どもの作品と大人の関わる部分。配慮や援助と捉えるかそれとも余計なことなのか。確かに異年齢の難しさだろう。対応の幅が対象年齢の幅に伴い非常に広い。例えば3歳であれば作りたいものをイメージしてそれに似た形の箱を持ってきて遊ぶだけでもおもしろい。(見立て遊び。それにタイヤが付けばなおいい。)それでは製作遊びにならないし、作品とは言い難い。そこで1つは付いているものをくっつける。部品が多い素材はいい。そうでない、電車なんかは窓を描かせて切り抜いたりしてやることでさらにイメージが膨らむことを期待する。4,5歳ともなれば自分のイメージで自由な発想とアイデアで組み立てられるのだろうが、それも経験があってのこと。来年はぜひ空き箱をくっつける製作(例、ロボット)をたっぷり経験させたい。
 それにしても今回、自転車という作品は非常に苦労した。しかし、自分の思いが実現できないかもしれないというあのがっかりした顔だけは見たくない。「君たちの思いの実現に向けて先生は最大限の努力をするよ。」というメッセージだけは常に発信していきたい。(いいか悪いか是非はともかく、自転車は丸いダンボールでタイヤを作り、古紙を丸めて束ねたものをフレームにしていったが、造形としてはおもしろい提案になった。

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