自由に身体を動かす
環境を用意して、自然体験や遊びといったプログラムを用意しても、誰でも出来る訳じゃありません。
学んで、繰り返し練習して、始めて出来るようになるのです。
子どものことではありません。これを体験させる大人の話です。
野外における幼児教育とは、子どもの発達とその子の特性を知り、状況を見極めて判断する力がないと危険です。
遊びを通して子どもを教育するというのは、とても専門性が高く、技術と経験が要求されます。
専門性とは、子どもの発達を理解するということであり、その子の特性を理解しないことには、安全は守れません。
その上で規格化出来ない子どもの行動や遊びの状態を読み取り、対応を判断するには経験値が物を言いいます。
これまで、この写真が持つ価値を伝えてきましたが、それだけでみんな出来るようになる訳ではありません。
どうしたらこの価値が実現できるかということを伝えていかないと、「こういうの、いいですよね」と言いながらやっていることはまるきり反対のこともよく見かけます。
環境を整え、プログラムを開発しても、問題は誰がやるか、です。
自由に身体を動かすこのプログラムを通して子どもたちに大事なことを獲得させるためには、その保育者を養成する教育プログラムを開発しなければならず、その教育を繰り返し訓練した者なら誰でも実現できるソトアソビプログラムを普及させないといいけません。
誰もが簡単に出来ることではない技術を誰でも簡単に出来るように、知識を体系化し、技術を細分化し、段階的に訓練し、自ら向上し続けるマインドを育てないといけないのです。
それが出来るようになると、子どもに無理をさせることもなく、子どものやりたいことをさせてあげられ、子どもも満足し、大人もやりがいと高い社会的な評価も得られます。
子どもたちが自由に身体を動かすことを実現させるには、大人の側の訓練が必要なのです。
ソトアソビスクールではそれを学びます。
保育者のやりがいと喜びを獲得します。
滝山ネイチャークラブ
ソトアソビスクール
代表 堀岡 正昭