子どもの見守り、監視体制

子どもの見守りは基本、複数で行うこと。

しかし、子ども何人に対して何人の大人が必要、などという単純なことでは安全は守れません。

子どもを見守る技術と経験、そして何より「絶対に子どもを守るんだ」という強い意志がないと、大勢いても意味がありません。

何かあってもおろおろしてパニックになったり、かえって子どもを危険な目に合わせる職員は適正な人員配置としてはカウント出来ません。

日々イメージトレーニングして、訓練された職員集団が安全な見守りが出来ると言えます。

他人の失敗や事故、怪我を他人事と思わず、自分事として捉え、単なるエピソードから具体的で詳細なシミュレーションが出来る先生かどうかを見極めた方がいいです。

個人のスキルとしては下記のスキルを身に付けておくことが必要です。

当日の安全5つのポイント
5つのポイント 1.意識を向ける 子どもたちに背を向けない。子どもから目を離さない。経験値の高い先生、能力の高い先生は子どもたちを視界の中に入れる意識と行動が習慣化され、身に付いています。 後ろを向いたら刺される、そのぐらいの意識...

その上で、複数での監視体制として、

1.対面で監視する。

いくら複数で監視してても、同じ場所を見ていたのでは意味がありません。

対象を多角的に捉えてこそ、危険を早く察知することが出来ます。

対象である子どもを対面で挟んであちら側とこちら側、違う角度、違う視点から見ることです。

2.フットワークを軽くして

子どもは一所にじっとしてはいません。

子どもが動いたら大人も動く。

事故は現場で起こる。

様子によっては子どもたちの近くに行き、子どもの表情や遊びの状態、一人一人の心理状態や健康状態など、内面の変化に気づけるようにすること。

3.チームで機能的に監視する

子どもや大人が動いて、監視体制の手薄な場所や死角が出来たところをカバーする動きが必要です。

顔を上げて全体を見渡す動作が習慣化している高度に訓練された先生方は直接声を掛けたり、アイコンタクトやジェスチャー、ノンバーバルなコミュニケーションも含めて連携のコミュニケーションスキルが高いです。

チームで機能している現場は事故の確率が格段に低い。

子どもの見守り体制として、安全の質が高い園はこの3つが出来ています。

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