野外の活動においてはフィールド選定がとても重要になってきます。
対象者の発達や能力、興味関心にマッチしているかどうか。
体験学習の範疇を超えた危険はないか。
きれいで治安もよく、子どもたちの学習にとって効果的か。
そうしたことを考えあわせ、活動全体をイメージします。
活動の目的や対象者の特性、集団の規模に合わせてプログラムをデザインします。
計画を時間軸に落とし込むタイムスケジュールを作成するとは少し異なります。
計画に子どもたちを当てはめるのではなく、また子どもたちの行動は予測がつかないので時間で区切るというよりは、活動の順番や流れを決めるのです。
また、2つぐらいのパターンを作り、どちらのパターンが実際に即しているか見極め、現場でパターンAで行くか、パターンBで行くか決定するのです。
現地までのアクセスは?
子どもの体力でどのぐらいかかるのか?
どこで休憩を取らせようか?
そこでどんな遊びが展開されるのか、子どもの遊びをイメージする。
くれぐれも計画立案だけにとどまらず、指導者が一度想像の世界で体験すること、それも具体的であればあるほどいい。
バスの中で子どもが嘔吐したらどうするか?
水筒を忘れないようにするには、どこでスタッフに指示を出し、誰がチェックするか?
対象者の疲労を考慮し、何時に出発すれば無事に帰れるか?
具体的にイメージすることで忘れ物、こうした方が良かった、事故・怪我を防ぐことが出来ます。
指導者は活動全体のプログラムデザインと詳細なイメージトレーニングを行いましょう。