15分後には止むという、雨雲レーダーの予報により雨宿りしている間、子どもたちは大人しく待っているはずもなく、何やら騒々しい。
「え!何これ!」
「遺跡じゃない?」
「掘ってみようぜ!」
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小学生男子というのは、こういうところがあります。
珍しいものに対する興味関心。
それに対する反応とエネルギーたるや感心するばかりです。
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これを(なんだそんなもの)と言って片付けてはいけません。
小学生男子の心理を理解するには、彼らの見ている物を見てみること、関心に関心を寄せるということが必要です。
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こんな風に過ごしていれば15分の雨宿りなんてあっという間です。
最後には無事出てきたものが何なのか、真実を追求することよりも、まずはこのプロセスを大事にすることが肝要です。
実は、学校教育においても、立命館小学校の正頭先生も、小学生の興味関心は足が早いことから、子どもが興味を持ったその時を逃さず、授業につなげることが大事だと仰っています。
立命館小学校英語科・正頭英和教諭が“教育界のノーベル賞”と称される「グローバル・ティーチャー賞」のトップ10にノミネート
|立命館大学
大人が言う(そんなこと)の方が、子どもにとってははるかに大事で、楽しいものです。
私たちは子どもたちの興味関心を大事にし、一緒に「これ何だろう?」「すっげー」という感情・感覚を共有し、楽しさを追求していきたいと思います。
