雨予報ですが、このぐらいの雨なら全く問題ありません。
機能的なレインウェアと、雨に対するアウトドアスキル、雨を楽しむ心があれば大丈夫です。
当然指導者には、天気を読む力も求められます。
いくら大丈夫だからと危険な雨や河川の増水が判断できないのでは危険です。
前日までの予報と当日の雨雲レーダーのチェックなどで活動内容を変更したり、服装や片付けの指示を出します。
それを誤ると子どもたちを不用意に濡らしたり、健康を損なう状態にさせてしまいます。
気象を読み、活動を判断する
この力を高めて、子どもたちの安全を守りたいと思います。
ベースに着いたら、さっそくアリジゴクの巣をいくつも見つけ、みんなで観察、実験です。
「アリジゴク釣り、しようぜ!」
のこぎりを使って切ってみる。
この行為自体が子どもたちにとって魅力的なのです。
ちょっと危ないけど、やってみたい。
そんな子どもたちの好奇心と挑戦をしっかり受け止め、支えていきたいと思います。
いつものベースはジャングルでしたが、なんとか場所を確保して、お弁当です。
午後は移動して、「川、行こーぜ!」
足を付けてみると、昨日の雨の影響か、キンキンです。
慣れてきたら水着に着替えても、「キンキンマッチョだぜ!」と大騒ぎでした。
小田野中央公園の脇を流れる北浅川はストレートで、普段は流れもゆるやかです。
子どもから目を離してはいけませんが、幼児でも比較的安心して遊べます。
今日は水量が少なかったですが、水が多く、このコンクリートがすべて水に浸かって、流れが速いときは、アウトドアスクールの子たちも近づきません。
コンクリートの隙間や穴に足を取られたり、吸い込まれたりしたら危険です。
ライフジャケットを着けていても、こうした隙間や障害物にライフジャケットのベルトが挟まれたら上がれません。
人工物がある堰堤には近づかないなど、注意が必要です。
地元の自然を理解し、危険を子どもたちにも伝え、八王子の河川を活用した遊びとそこに潜む危険をお伝えしていきたいと思います。
様々な気象に対応し、子どもたちの満足と安全を両立させる。
そのための判断を誤らないためにも、トレーニングを積み重ねていきたいと思います。
それと合わせ、子どもたち自身にも経験値を高め、自分たちの判断力、技術力、そしてマインドを育てていきたいと思います。
私たちが「やります!大丈夫です。任せて下さい。」と言った時には安心して任せて下さい。
逆に、「今日はだめです。」「こんなに暑くて川日和ですが、現地の川は増水で危険です。」「川遊びは中止です。」と言ったら、本当にダメなんだと思っていただけたらと思います。
子どもたちにも、「見てごらん。今こういう状態だから、だめだね。本当はほりさんたちも遊びたかったよ。」と子どもたちの想いに寄り添っていける指導者でありたいと心掛けていきたいと思います。
来月9月は釣りの予定です。
台風シーズンとなり、天気予報や現地の状態を鑑み、子どもたちにとって安全で、最高に楽しい活動にしていきたいと思います。
前日までのインフォメーションをご確認ください。
来月もよろしくお願いします。
滝山ネイチャークラブ
小学生のためのアウトドアスクール