釣りで一番大事なことは、池に落ちないこと。
そのためには、池の周りを走らないこと、他の人を押さないこと。
次に大事なことは、釣り竿を振り回したり、他の人を釣らないこと。
当たり前のようでも、案外難しいものです。
子どもは夢中になると周りが見えなくなったり、注意を忘れてしまいます。
だから大人は子どもから目を離さないで、子どもの動きに注意しなくてはなりません。
それだけでなく、釣り場は他のお客さんもいて、反対に押されたり、釣り竿を振り回す子もいるかもしれません。
子どもたちを盛り上げ、子どもたちの動きに注意しつつ、周りの状況にも目を向けないといけません。
そうすることで子どもたちの「安全で楽しい活動」が実現するのです。
針をのまれたら大人でも外すのは難しいものです。
子どもたちには、早く外してあげないと魚がかわいそうだよと伝え、よく観察させ、手早く針を外してあげるのも必要なことです。
狭い釣り場では1人に1本釣り竿を持たせてはいけません。
糸が絡まったり、針が刺さったりと事故の元です。
大人1人につき目を配れるだけの人数で、かつ子どもたちの集中力が途切れない規模のチームにするといいでしょう。
順番を決めたり、エサを持つ人、釣れた魚をバケツに入れるのを手伝う人など役割を決めたり、子どもたちで協力して釣ることで関わる体験につなげます。
写真のような水槽があると、動き回るニジマスも横からよく観察することが出来ます。
子どもたちと一緒にこの自然に触れ、楽しい思い出となる釣りを体験し、「またやりたい!」といった意欲につなげたいと思います。
次回も安全で楽しい小学生のためのアウトドアスクールをサポートいたします。
お待ちしています。
森のようちえんの滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭