今から20年ぐらい前、私は学童保育の指導員をしていました。
今よりも学童保育所が少なく、学区内に学童保育所がなかったので、卒園児を受け入れて自主学童を運営している保育所内の学童保育所でした。
保育園の一部屋を学童の部屋にして毎日放課後子どもたちを受け入れていました。
体格も大きく、やんちゃで活発な子どもたちはエネルギーを持て余し、必然的に外に連れ出すことが多かったのです。
自主運営の良い所で、子どもを野外に連れ出すことを奨励し、ハイエースや園バスに子どもたちを乗せて近くの公園や山や川に出かけていました。
そこでのドラマは追々お伝えするとして、言えることは、小学生こそ自然体験が必要だということ。
それには、野外の安全管理もさることながら、学童期の子ども理解が欠かせませんでした。
喧嘩も半端じゃなかったですからね。
それでもなんとかやってこれたのは、野外で行うと決めてプログラムを構成し、子どもたちの情緒の安定を第一に考えたからでしょう。
昔からよく言うでしょう。
「子どもは元気に外で遊ぶ」
言い訳しないでやってみるということです。
(大変そう。怪我したらどうしよう。面倒くさい。)
おそらくそういう考えでは学童期の子どもの面倒を見ることは難しいでしょう。
「とにかく子どもと外で遊ぶ」
そのことを大人も楽しむのです。
大変なことは後から出来るようになります。
必要な技術や経験は後からついてきます。
とにかく外に連れ出すことです。
学童期にこそ自然体験の機会を!