水深別の危険について

川の危険は一律ではなく、深さによって危険は異なると気が付き、少しまとめてみました。

くるぶしくらいの深さ(10cm程度)

この浅瀬で溺死というのは考えにくいです。

よほど見ていないか、かなり放置しないと起こり得ないでしょう。

しかし、この水深では、転倒の危険は大いにあります。

他の子を押したり、密集していると押されたり、体のバランスを崩して転倒する危険は大いにあります。

膝下の深さ(20cm~30cm程度)

この深さになると、流れによっては足をすくわれて、転倒、慌てて足・腰・手を打つなどの怪我が心配です。

この深さでも転んで手を着いたりしたら怪我をしたり、本人もかなりダメージが大きいのではないでしょうか。

「こっちから行こうね」

と流れがゆるやかなラインを伝えたり、足がすくわれないよう流れの速い方に立ってサポートするといいです。

腰ぐらいの深さ

この深さでうつぶせに倒れたとしたらどうでしょう。

足はつかなくなり、呼吸は出来ず、慌てて溺れてしまうのではないでしょうか。

小さな子はバランスも悪く、身のこなしもおぼつかないため、足をすくわれてうつぶせになる形で倒れたら体制を変えることも出来ず、大変危険です。

ライフジャケットを着けてても焦ってパニックになって溺れる例となる動画を紹介します。

 

ライフジャケットは万能ではない。

幼児の場合、このくらいの深さでライフジャケットを着けてパニックになった時が一番危ないようにも思います。

胸ぐらいの深さ

案外、この深さでも緩やかな流れだと危なくないような気がします。

そもそもこの深さの所には、臆病な子は行かないと思います。

でも、行ってみたい。

そんな子たちの心理的安心感を与えるようなソフトな対応や安心感が重要な気がします。

もちろん何かあったら助けるよ、的な安心感が重要ですね。

その意味でもライフジャケットは安心感につながり、有効だと思います。

ひの社会教育センターのリスクマネジャー寺田まめたさんがライフジャケットについて考察しています。

水辺の安全とライフジャケット|ひのりす君
 年々暑くなるような気がする日本ですが、一方で四方を海に囲まれ、世界が羨むほどの清流があちらこちらに。そう、日本は水に本来とても親和性のある国です。対流効果で体温はすぐに奪われていくことから、暑い季節はクーラーの中に入るよりもよっぽど効果的でエコなクールスポットと言えます。  他方、毎年この時期になると「水辺の事故」が...

ライフジャケットの有効性と水辺の危険についてさらに検証していく必要はあると思います。

それぞれのフィールドを理解し、ライフジャケットの有効性を考え、それぞれの団体において安全を考える機会にしていただけたらと思います。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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