「自分でやる」
子どもの気持ちを大事にする。
誰もがそう思います。
だけど、それが出来ているかと言うと結構、大変。
まだまだ危なっかしかったり、大人がやってしまった方が早いことの方が多かったりします。
以前、保育園に子どもを送ってきたお母さんが、
「今日は急いでいて、子どもの支度を全部こっちでやってしまったんです。でも、保育園に来てから『自分でやりたかったー!』と言って泣いてぐずって本当に大変で。で結局家に帰って一からやり直しさせられましたよ。」
そう笑ってお話ししてくださいました。
このお母さん、えらいなあと思いました。
仕事も何もかも、その日はあきらめて子どもの「やりたい」に付き合ったんです。
子育てって、こんなことの連続。
問われているのはこちら側。
本当に大切なことは何なのか。
自分自身の価値観が問われているような気がします。
子どもの「やりたい」を尊重する。
子どもの話をちゃんと聴いて、その子の人格を大事にする。
それは何でも子どもの言いなりになるということでもありません。
子どもがやろうとしていることを大事にするのであって、危ない時には危険を回避したり、制止・禁止出来なくては子どもの安全は守れません。
親の事情、大人の都合も話して良いのです。
君の話もちゃんと聞くよ。僕の話もちゃんと聞いてよ。
それは子どもであっても、大人であっても同じです。
滝山ネイチャークラブはすべてのスタッフに子どもの人権、みんなの人権、自分自身の人権を大事にするよう伝えています。
すべての人が人権を守られて、お互いの人格を大事にしたいと思います。
私は、子どもの人権を守り、子どもの人格を尊重した保育が広まることを期待します。
滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡 正昭