子どもに聞いてもらえる話し方

子どもたちは知りたがり、学びたがり

子どもたちは、知りたがり、学びたがりです。

興味あることはとことん知りたいと思うし、よく見るし、よく話も聞きます。

子どもが先生の話を聞かないから、話が聞ける子に育ててから小学校に送ってくださいという話を聞くことがあります。

実は子どもというのは、今も昔も、大人の話をよく聞きます。

魅力ある大人は何でも知っていると思っているからです。

話を聞いてもらいたいと思ったら、聞かせ方、内容、話すタイミングが重要です。

幼稚園・保育園では整列させて話をするということがあまりありません。

幼児期の発達上、整列させて話を聞かせるということがあまり合っていないということを知っているからです。

並ばせず、話をする保育者を中心に、半円状に車座になって集まります。

話を聞かせる前に、集まり方、座り方が重要なのです。

話し方も、要点を絞って、3つまで。

5つ以上話す人は要点を絞ってから子どもの前に立ちましょう。

要点を押さえたら、抑揚をつけて、表情豊かに、時にオーバーアクションで話しましょう。

これだけで子どもが話を聞く時間が長くなります。

ほらもう、子どもは話す人の方を向いて、真剣に話を聞いています。

そう、子どもが話を聞かないのではなく、話をする大人の技術の問題なのです。

その上で、個別に働きかけないと指示が伝わらない、話の理解が難しいという子どもさんはいると思います。

その子どもたちにどう対応していくかが指導者としての力量です。

子どものせいにしてみたり、保護者や学校、国や行政のせいにしたくなる気持ちも分かります。

でも、大好きな目の前の子どもたちに、どうやったらもっと伝わるかな?どうやったら分かってもらえるかな?と考えながら話す人って、子どもの前に立つことを楽しんでいるんじゃないかなとも思います。

子どもの前に立って指導するというのは技術です。

技術は正しく練習すれば必ず上達します。

上達すれば楽しくなります。

楽しくなるからもっとやりたくなります。

そんな先生に教わっている子どもたちは楽しく、もっと話を聞かせて欲しい!と思うはずです。

そんな生き生きと輝いている大人でありたいと思います。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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