健康な体に水分が必要ないということはないので、活動中は水分を摂らせましょう。
具合が悪いという自覚したり、症状が出てからでは遅いので、そうなる前に水分を摂らせましょう。
どうなったら足りなくて、具合が悪くなるかは個人差もあり、数値化できないので、時間で区切って水分を摂らせるのがいいです。(体重の2%が減少したらというデータもありますが、乳幼児の場合数100gの減少です。服装の誤差の範囲内ですし、活動中はデジタル計があっても実際に測定するのは非現実的です。)
しかし、その時の飲み方、飲ませ方は重要です。
いわゆる、がぶ飲みといった飲み方ではなく、こまめに少しずつ飲ませましょう。
こまめに飲ませるのは、身体を休ませたり、日陰で飲ませることで体温の上昇を抑える意味もあります。
活動中は子どもの表情の変化まで気が付きにくくても、休憩して水分補給させると、へたり込んだり、表情がうつろだったり、飲まないで手が止まっていたりすると体調の変化に気づけたりします。
こまめに水分補給させることで体調の変化に気が付くチャンスが増えることにもなります。
移動中も木陰を見つけたら水分補給。
バスを待っている間も水分補給。
プール活動、水辺の活動でも体は冷えても、水分は必要です。
こまめに一口。
活動の切れ間、都度水分を摂っている子どもはがぶ飲みする子はいません。
マイ水筒でいつでも飲めるようになっているのでこまめに少しずつ飲むことが習慣化されています。
飲ませればいいというものでもなく、飲ませ方と飲む量が大事なのです。
目的は子どもたちの健康と安全です。
そのためにどうしたらいいかを考え、こまめに水分を摂らせるようにしていきましょう。