
虫取り網や

観察ケース

虫かごや

ルーペや顕微鏡、虫メガネなど、先生方は用意して出かけます。
何でもおもちゃを与えようというのとは違います。
「きっと子どもたち、虫探したり、捕まえたりして遊ぶだろうな。」という予想される子どもの姿というのがあります。
それに合わせて、用意するのです。
対象の興味関心に応じて
何も園長先生が、STEM教育をさせて下さいと言ったから用意するのではありません。
文科省や東京都がこうしたツールを使って、テーマに沿った探究活動をさせましょうというから行うのでもありません。
子どもの姿をよく知っているから、予想される子どもの姿を思い浮かべたら、こんな物、用意すると良いよね、となって用意するのです。
子どもが育つ道筋を知っているから、保育園では、今も昔も変わらず、子どもとこうした活動を行っているのです。
そして、こういったことが保育の専門性でもあるのです。
「虫取り網を用意したら専門性が高い?」
そんな声も聞こえてきそうですが、もちろん虫取り網が専門性ではなく、こうした子どもの姿を想像し、準備する先生方のやる気が専門性につながっていくのです。
自然の中に子どもを連れていけば、それだけで子どもが育つわけではありません。
先生方の肯定的な雰囲気の下、子どもたちが自ら主体的に環境に働きかけ、それらをより豊かに広げていこうとする先生方の専門的な働きかけによって子どもたちは育つのです。
自然の中に連れ出しても、傍観しているだけの園は子どもの遊びが豊かに広がりません。
「いいね」と肯定的な言葉がけもせず、監視的な態度で、危険があった時だけ注意する先生は子どもが委縮します。
つまりは、子どもが育つ道筋というのは、かなり論理的に明確だということです。
子どもたちが育つ園は見れば分かります。
先生たちが生き生きとしています。
子どもたちが笑顔で先生と接しています。
子どもの育ちは、先生方の働きかけの質と量と相関関係にある。
このすばらしい園の取り組みと、先生方の働きかけの質の高さを発信し、より良い保育が広がることを願っています。
保育はもっとおもしろい
自然遊びアドバイザー
堀岡正昭
