気象の変化に対応する

夏、これからの時期、気象の変化に対応しましょう。

まずは暑さ対策。

1.フィールドを選ぶこと。

環境設定、フィールド選びが重要です。

木陰のある所を選び、園庭ではタープなど日除けを用意しましょう。

水辺で遊んでも炎天下では水分と体力を奪われます。

炎天下のプールサイドで甲羅干しなんて時代はとうの昔です。

火傷や熱中症の危険もあり、タープなど設置して、日陰を作りましょう。

また、子どもは夢中になると炎天下でも遊びます。

「日陰で遊びましょう。」「帽子を被りましょう。」など指導が必要です。

炎天下で帽子もかぶらせず、砂遊び、虫探しなどさせるのは放置、指導力不足です。

子どもの健康と安全を守るために、適切に指導しましょう。

2.こまめに水分を摂る。

こまめに水分を摂らせましょう。

「水飲んでねー」と声を掛けるだけでは水分を摂る指導をしていることにはなりません。

「一旦、日陰に集まって、水分を摂りましょう。」

と集めて、子どもの表情や確実に飲んでいるか確認をするということが水分を摂るという指導になります。

お茶タイムを設ければいいということではなく、この時の子どもの表情や様子をよく観察して、体調の変化に気づくと言うことが重要です。

3.活動を細切れにする。

これまで、夏のプール活動など、年齢にもよりますが、20分から30分ぐらいで休憩していたかもしれませんが、この夏は、もっと細かく区切って、休憩を挟みましょう。

極端に言うと、10分、15分で休憩にすることも状況によっては必要かもしれません。

もちろん、子どもたちの集中度合いや遊びの盛り上がりを見て、必要のない休憩を挟むことで子どもたちの満足度を下げることはありません。

あくまで、必要な休憩をこまめに挟むと言うことで、子どもたちが楽しんでいるのに、こまめに休憩を挟めと言われたからと休憩を入れるというのは、受動的態度で、本来の保育者の姿勢ではありません。

子どもたちの心をつかんで、子どもたちと信頼関係のある保育者は、「暑いからお茶にしようね」「疲れたから休憩しようね」と声を掛けたら、子どもたちは「わかった―、お茶にする」となるものです。

子どもが言うことを聞かないという先生は、子どもとの信頼関係、もしくは子どもの体力、状況把握が不足していることを疑った方がいいかもしれません。

 

実は、夏の対策は暑さ対策だけではありません。

雷・夕立対策

八王子周辺は、7月、8月は、ほぼ毎日、雷注意報が出ています。

ですから、雷注意報が出ているから活動中止するというのは現実的ではありません。

しかし、注意が必要なので、気象の変化、雨雲の発達、気象レーダーの情報には注意が必要です。

特に、近年のゲリラ豪雨など、ピンポイントで発生することが多いので、現地の情報が優先されます。

高尾駅周辺は大雨でも、八王子駅周辺は晴れている、逆もあります。

職員は、事前の天気予報の確認と、当日の予想気温、降水量を確認しておきます。

また、雨雲は高尾山周辺、または奥多摩方面から発達することが多いです。

まれに、南の丹沢周辺から雷雲がやってくることもあります。

雨雲の発生には注意を払い、雨雲レーダー、雷情報を確認し、雷が発生している場合には、すみやかに子どもたちを避難させましょう。

 

夏の気象の変化に対応するには、この暑さ対策、雷・夕立対策が重要です。

事前の調査、実施中の変化を見逃さず、迅速に対応していきたいものです。

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