子どもは落ちるんです。
落ちてから騒いでも遅い。
落ちる前に手立てを打つ。
これがもっとも簡単で、もっとも重要な事故を防ぐ方法です。
保育者はどんな時間帯、子どもがどんな状態で、どうしたら事故が起きるか数々の経験から知っています。
経験的に、緊張しなければいけない場面が分かるのです。
事故が起きる場面が分かるから、その手前で事故を防ぐ手立てを打つ。
事故が起きる1歩手前で、声を掛けるなり、危険を取り除くなり、事故を防ぐ手立てを打つ。
それだけではなく、事故が起きる場面を予測し、そうなる手前で、モードを切り替える。
それまでのリラックスモードから緊張モードに切り替えているのです。
事故を防ぐ1・2・3
1でモードを切り替え、2で事故を防ぐ手立てを打つ。だから3の事故が防げる。
では、どんな場面で事故が起きるのか、経験値が低い場合ほど、子どもをよく観察することです。
個別の観察、遊びの場面の観察、時間帯を考察し、目が離せない場面を見極めることです。
それには、初心者ほど、スマホの操作や視聴など、子どもから目を離してしまう行為を止めることです。
私たちは子どもを預かり、保育する場面はいわばサーキット場と同じ、緊張する場面だと考えます。
時速200km以上のスピードで走るドライバーがスマホのながら運転が出来るはずがありません。
自然遊びなど、野外での保育はなおリスクの高い保育です。
それでも私たちは自然の中で起きる子どもたちの関わりや育ちを知っていますから、そこに挑戦するのです。
子どもから目を離さず、保育者が疲弊しない保育をするためには、技術を高めることです。
子どもを観察する力を高め、リラックス出来る場面と緊張しなければならない場面を理解しているから安全で質の高い保育が可能なのです。
子どもは落ちる。
だから、落ちる前に「そこには登りませんよ。」「降りなさい。」と注意するのです。
落ちたら危ない所に子どもが近づいたのに気づけるから、意識を変えて、モードを切り替えるのです。
それが出来る保育者集団の園は事故が少ない。
逆にどれだけ職員がいても、スマホを見ながら保育したり、保育者同士おしゃべりに夢中になり、子どもが危険なところに近づいても気が付かない園は、子どもが落ちてから騒ぐのです。
「落ちた!」「危ない!」と。
子どもが落ちてしまったら、助けようがありません。
でも、落ちる前なら十分に手立てのしようがあります。
どうか、子どもが落ちる前に手立てを打ちましょう。
落ちるような危険な所に行ったことに気が付いて、自分たちのモードを切り替えて、子どもの安全を守るんだ!と危機意識を持てる保育者でありましょう。
事故を防ぐ1・2・3
事故が起きる前に手立てを打つ。
事故が起きることが予見出来る場面では緊張して、モードを切り替える。
これだけです。
子どもから目を離さない、適切に働きかけていく安全な保育が広がることを切に願っています。
滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭