子どもの関心に関心を寄せる

お友だちと手をつないで、「お・ふ・ろ~」

子どもは何に興味を持つか分からない。

予測不可能の存在だと言います。

だからこそ、おもしろい。

手をつないで水の中にしゃがんで、「おふろ~」

かがんだり、伸びたりして、「エレベーター!」

今日はそれがおもしろかったようです。

共通するのは、「子どもは人と関わることを欲する。」ということです。

かけっこも、オニごっこも、かくれんぼも、ドッジボールも、人と関わるということを望んでいることの表れなのです。

そして、その興味あること、楽しいこと、おもしろいことには、子どもは実に集中し、熱中し、くり返し遊ぶものです。

もしかしたら、今日は「水辺の生き物を観察しましょう」というテーマがあったかもしれない。

もしかしたら、もっと泳ぎを楽しめるように計画・工夫していたかもしれない。

でも、子どもたちの関心、楽しいということは、この「お・ふ・ろ~」だったのです。

大人はとかく、こちらの計画通りに進めたがります。

計画通りに行くと、「うまくいった」となり、思い通りに行かないと、「だめだった」となるかもしれません。

しかし、目標を「子どもが環境に興味を持って、自ら働きかけ、楽しむ」ということに置いたらどうでしょう。

この日、この子たちは充分に目標を達成したと言えるのではないでしょうか。

子どもの関心がどこを向いているか

それに大人はもっと関心を持ってはいかがでしょうか。

子どもは予想外の行動をし、こちらの想定を超えた反応を示すものです。

それを「勝手なこと」と捉えず、「主体的に取り組んでいる」と捉えられたら、保育はもっと楽しく、価値のあるものになります。

自然の中での自由な保育が子どもの主体性を伸ばし、自ら考え、工夫する、思考する脳を養います。

お友だちや先生との関わりから、人や自然、環境に対して関わる力を育てます。

こうした能動的で、肯定的な体験が、今、日本人にとって、もっとも必要な自己肯定感を育むと言われています。

当たり前のことです。

「楽しい!」「もっとやりたい!」「先生、大好き!」「ぼくには出来る!」そんな自尊感情を持った子が将来に希望を持ち、自分たちで社会を創り出していく大いなる力を発揮します。

私たちはそんな子どもを育てたいと思うのです。

私たちはそんな保育をしていきたいと願うのです。

そんな保育を見に来ませんか?

そんな保育を実践してみませんか?

八王子高尾で、毎週末、子どもたちと自然の中で楽しんでいます。

平日は市内の保育園の先生方と自然保育を実践しています。

笑顔の大人、誇りとやりがいを持った先生たちが増えることを心から願っています。

楽しみましょう、すばらしき保育を

滝山ネイチャークラブ

自然遊びアドバイザー

堀岡正昭

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