雷が鳴ったら

これからの時期、八王子ではほぼ毎日雷注意報が発令されます。

夏は雷の起きやすい時期なのです。

ですから、雷注意報が発令されているということで活動を中止するということは現実的ではありません。

しかしこのことと、雷が鳴っている、近づいてきているということは同じではありません。

雨が降っている降っていないにかかわらず、雷が鳴ったら雷情報や雨雲レーダーを確認します。

どの辺りで鳴っているのか。

これから近づいてくるのかどうなのか。

確認、判断が必要になってきます。

避難が必要と判断した場合には、子どもたちを集め、手短に、分かりやすい言葉で、これからの行動を指示します。

急に雨が降ってくることもあるので、レインウェアの着用を指示する場合があることや、レインウェアをリュックの上の方にしておくことなども指示します。

子どもたちを急かせることが2次的危険につながることもあるので、余裕を持った指示が望ましいでしょう。

実際に森のようちえん活動中に雷が鳴り、雷レーダー等の情報からかなり近づいてくることが予想されたので、下山して建物に避難したこともあります。

帰りのお迎えの時間が迫っていたので、車でお迎えの保護者には避難している建物までお迎えを要請しました。

歩きの保護者の方には移動することが、子どもにとっても保護者にとっても危険と判断したため、到着が遅れることを連絡し、解散場所でそのまま待っていただくよう連絡しました。

夏のこの時期の雷は1時間かかることはまずありません。

鳴り始めてから30分もすれば雷雲は去っていくことがほとんどです。

5分、10分の到着を遅らせてでも、子どもたちを移動させず、雷が去るのを待って、安全と判断してから移動することも必要です。

雷や雨は最新の情報ではかなりピンポイントに分析することが可能です。

1km違うだけで、晴天とどしゃ降りということもあります。

都内がどしゃ降りでも高尾は晴天と言うこともあります。反対に高尾では雷により、活動中止、お迎え要請ということもあり得なくはありません。

ですから、現地での判断を最優先し、お迎えや活動中止の連絡の際には保護者の皆様もどうかご安全にご協力をお願いいたします。

野外での活動は危険が多岐に渡ります。

最新の情報を収集しながら今後も安全な活動に努めてまいりたいと思います。

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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