「遊具とかないと子どもが遊べない。」
そう言われることもあります。
それは、環境が合っていないからかもしれません。
お部屋でも、おもちゃが少ないと取り合いになったり、走り回ったりすることがあります。
環境設定が集団の規模や子どもの興味関心に合っていないからです。
自然環境も同じです。
遊具もなく、ただ広いだけの公園に連れていっても、子どもは何をして遊んだらいいか分からないかもしれません。(それでも、子どもは本来、楽しいことを見つけ、遊びを生み出す天才だと思いますが)
いろいろなフィールドを保育環境として見てみた時に、(ここじゃ、子どもは遊べないな)と思う所もあります。
変化に乏しいからです。
子どもの興味関心は1つだけとは限りません。
虫が好きな子、木登りなど体を動かしたい子、静かに座って遊びたい子、様々です。
大抵が自然は変化に富んでいる物ですが、公園などでは遊びの種類が少なく、子どもの興味関心を受け止められないこともあります。
そんな時には、子どもは興味関心、変化を求めて、どこかに行ってしまうこともあります。
それは、その環境に興味・魅力がないからです。
虫が好きな子には虫がいる公園に、オニごっこやかけっこをしたい子には広場ある公園、隠れる所があるとかくれんぼも楽しいかもしれません。暑さを凌ぐ木陰もあった方がいいかもしれません。
石があったり、枝が落ちていたり、自由に扱える木の実や葉っぱなど、子どもたちの収集欲、創作意欲を満たす素材もたっぷりあった方がいいかもしれません。。
このような変化のある場所では、子どもはよく遊ぶものです。
遊具がなくても、子どもは自由に遊びます。
本来、子どもは主体的に環境に働きかけ、自由に遊び出すものです。
それが遊ばないとなったら、環境に原因を求めましょう。
子どもが遊べる環境を用意すること、変化に富んだ環境・刺激あふれる環境、子どもにとって魅力的な環境を用意しましょう。
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