気象に応じて保育をリデザインする

2025年7月17日

地味ですが、これが保育の専門性と言うことです。

予想最高気温、29℃。

朝8時の時点で小雨も降っています。

前日までの予報から、山の活動にしましょうと相談していました。

雨になろうが、予想を超えて気温が上がろうが、問題はありません。

「子どもたちが楽しみにしているから」、「保護者からクレームが来るかもしれないから」、それよりも優先すべきは、「安全」です。

毎日でもいい。

保育園は、安全を最優先して保育を計画し、実行します、と発信していく。

思い付きで危険な所に連れていき、子どもから目を離したり、暑い炎天下で何の熱中症に対する手立てもせず川遊びをさせたり、ライフジャケットを着けないと命の危険が想定されるような所で活動したり、そんな危険な活動はいたしません!ということを日々、発信していくのです。

その日の気温、予想最高気温、風速も大事な要素です。

プール活動でも分かる通り、気温30℃以下で風が吹くと、子どもは寒い寒いと言います。

水の活動には向いていないのです。

そこまで無理してプール遊び、川遊びをさせる必要はないのです。

それより、もっと教育的に活動できる保育スキルを発揮すべきです。

園庭やお部屋でもっと楽しく保育できるはずです。

川に行かなくても、自然を楽しむ環境は他にもあるはずです。

私たちは、そんな八王子の豊かな自然を知っているから、大概の気象の変化に対応します。

その日の気温、気象、フィールドを活かした保育を組み立てることが出来ます。

やっていることは地味でも、対象に応じて保育をリデザインする力が専門性であるということです。

保育はケースバイケース。

そのケースバイケースをいかに整理し、広く、分かりやすく伝えていけるか。

保育の専門性を広めるため、そこに挑戦していきたいと思います。

 

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