自然保育の作り方ということで、環境に次に、体験ということでお話をしたいと思います。
どんな体験にするか。
子どもたちにどんなことを経験させるかと言う点にフォーカスしてお話したいと思います。
体験(プログラム、保育内容)の中身
・能動的な体験
・繰り返し行うこと
・多様な動きが期待できること
能動的な体験であることというのは、誰かにやらされたり、受け身の経験ではなく、子ども自ら環境に働きかけていく体験であるということです。
難しい言葉で言っていますけど、これを違う言葉で言い換えると、「遊ぶ」体験、遊びであるということです。
遊びは、自ら行い、環境に働きかけていく行為です。
それに比べて、受動的な体験は、指示や課題に伴い、こなす体験です。
それが悪い訳ではないんですが、受動的な体験で育つものと、能動的な体験で育つものは違うということなんです。
もう一つが繰り返し行うということです。
遊びと言う体験が重要だからと、多くの園が、「遊びを大事にしています」と言います。
が、「一回だけね」「何時までね」と制限、制約するのではなく、繰り返し、繰り返し行うことが必要なので、子どもがやりたいと思ったら何度でも体験できる環境であるということが必要なのです。
その点、保育園と言うのはすばらしい。
毎日、繰り返し体験出来る。
遊びを通して、子ども自ら何度でも繰り返し繰り返し行う体験にしていきたいと思います。
さらに、運動能力の向上と言う点では、様々な動作、関節の動きが期待できる体験にして下さいということです。これは、東京学芸大学、杉原先生(すぎはら)らの研究からも明らかです。
・能動的な体験であること
・繰り返し行うこと
・様々な動作が期待できること
これに加えて、さらにこの自然保育を行うにあたって、より質の高い保育にしていくにはどうしたらいいか。それは
※自由であること
※子どもたちの想像力、創造力を高める体験であること
自然の中で子どもたちを自由に遊ばせるには、子どもたちの運動能力、判断力、危険予知能力、回避能力が問われます。
また、先生方の保育技術、経験値が大きく影響されます。
子どもたちの豊かな遊びは、そこに関わる先生方の働きかけの質と量と相関関係がある
言うのは簡単なんです。
でも、実際やるとなると難儀なのは先生方がご存じのとおりです。
見てないといけないし、見てるだけじゃだめで、子どもの動きに合わせて、声をかけたり、働きかけていかないといけない。
その差が保育の質となって表れてきます。
それでは、経験の浅い先生は、子どもを自然の中に連れ出すことは出来ないのか。
そこにチャレンジしたいと思います。
ただ、無謀なチャレンジは事故と怪我の元です。
トレーニングが必要です。
1つが、先ほどの実際のフィールド写真を数多く見ること、もう一つがエピソードを通して想像し、シミュレーションするイメージトレーニング、そしてもう一つが、この後先生方に実際に行っていただく、プランニングイメージトレーニングです。

