集中力ある子に育てる


子どもの集中力

 

お山に着いたらカマキリのお出迎え

子どもたちは夢中で観察します。

 

あっという間に大勢が集まってきて、大騒ぎです。

どの子も真剣で、集中している様子が伺えます。

 

自然の中での遊びは、刺激にあふれています。

子どもたちの興味関心を引き出すには十分すぎるくらい魅力にあふれています。

 

私たちは集中力ある子どもに育てたいと思います。

この子たちの集中力たるや、「ほら、まずは先生の話を聞いてから」なんていう声も届かない程です。

 

それでいいんです。

実は、自然が子どもの集中力を育てるのではなく、子どもが集中しているその時、子どもの興味関心を読み取り、咄嗟にこの場面を学びの時間に変える柔軟な対応が子どもの集中力を育てているのです。

自然はあくまで子どもの興味関心を引き出したり、それに応えているにすぎません。

その環境における子どもの反応を、先生方がどう捉え、どう対応していくかにかかっているのです。

 

応答的な教育

私たちは、まずは計画ありきの教育に慣れてしまっているので、子どもの反応を見てからそれに応答的に応える教育方法と聞くと戸惑ってしまいます。

でも幼児期は子どもの発達特性を鑑み、遊びを通した保育、環境を通して行う指導が望ましいです。

そのためには、私たち大人の発想、考え方、本質的な指導法、態度を改めないといけません。

目の前の子どもの状態、様子、遊びをよく観察し、それに応答して適切な働きかけを随時考える保育が求められます。

自然の中で子どもの集中力を育てる保育について考えていきましょう。


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